#003 デザインのタネを集める
「百花万華(ひゃっかばんか)」というシリーズのデザインは、道を歩いていて見つけたかたちや、ふと出会った風景、または、買ってきた花木、心にグッときた形や色を図案化して作っています。
最近は、拾ってきたものや見ていたい草花木をオーダールームのあちこちに置いて、しばらく眺めています。
早くスケッチして向き合って線に落としこめばいいのだろうけど、この愛でている時間もとってもよくて、気がつけば、写真がどんどん溜まっていくだけになっていました。
以前、絨毯界のドンみたいな方に「デザインばっかりしていたらいい。とにかくデザインは大事だ」みたいなお言葉をいただいたわけですが、販売の場に立っているとその言葉の意味がなんとなくわかるのです。
生み出すことではなく、生み出し続けること。
その先に、何かがあるのかもしれません。
美大受験の時に通っていた画塾の宿題「毎日クロッキー10枚」をやっていた日々を思い出し・・・自分のケツを自分で叩いて叩いて、今年は新作に向かっていく。おさまりは、手を動かし数をこなす中から生まれるもの。
写真に収めたかたちから、このあと線に落とし込み、柄をつくる。
*アルバム
Name:20210403_百花万華のタネ01
URL: http://30d.jp/hyakkabanka/1
*GOSHIMA 絨毯 百花万華
https://goshima-carpets.com/product/hyakkabanka/
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