マガジンのカバー画像

INDUCTION

7
誘導を習得するためのマガジン
メンバーシップの一部プランに包括されているためマガジン単体での購入はオススメしません
¥30,000
運営しているクリエイター

記事一覧

非催眠条件下で起こる催眠現象と、催眠条件の優位性について

過去の実験で催眠特有の現象だと思われていたものが、催眠条件以外でも起こることが観測されています。 先に結論を言ってしまうと、ほとんどの催眠現象が非催眠条件下でも起こります。まずはそれらの現象の紹介から始め、最後に催眠条件で優位に起こる一部の現象について言及します。 伝統的アプローチでは催眠状態の段階の基準となっている忘却や幻覚も非催眠条件下で起こるため、トランスを軽中深(6段階)或いは 記憶保持段階 / 健忘段階 で分けることが如何にナンセンスであるかが分かります。 定

¥500〜
割引あり

0を1にする催眠の効率的な習得法 & 上達のためのアプローチ

※ 自サイトで書いていた幾つかの記事のまとめです 催眠誘導を最短で覚える方法についてです。 0 を 1 にするために:催眠誘導を既に実践している人だけでなく、まだ実践したことがない人も感じていることだと思いますが、催眠誘導は未経験と経験者に大きな壁があります。 それこそ、0か0以外かみたいなレベルの差であり、世の中の催眠に関するコツは基本的に0を超えた人のためのものがほとんどです。そもそも、催眠経験があるとないとでは感じ取れる物が違うので、催眠をやったこと無い人にとって

¥500

カウントダウンによる誘導を考える

"Eye Fixization" と並びオーソドックスな誘導手順として使われるカウントダウン。これがどのようにして機能しているかの考察です。 正式な名称(がまずあるのか)を知らないので勝手に『カウントダウン』と名付けていますが、よく見かける「10から逆に数えていきます」系統の方法ですね。一応、逆にカウントアップで、1から数字を大きくしていく手法もあるため、まとめて『カウント系』と呼んでも良いかも知れません。 (※ これだとイカサマ用語の "カウンティング / Countin

¥1,500

催眠の定義や原理のまとめ

レクチャー用に作っているものであり、内容は以前に投稿されたものの簡易版となります。既にそちらを読んでいる方は当記事を読む必要はありません。

催眠に対する個人的見解2021 note版

note版は自サイトで出しているものと順序に変更があります 個人的な地雷ワード催眠関連で以下の単語が出ている情報は基本的に疑って掛かった方が良いと考えています。 1. 潜在意識 (無意識) 2. エリクソン催眠 3. NLP 4. 変性意識状態 5. トランス状態 6. 思い込み(プラセボ効果) 7. 右脳左脳 8. 催眠術 9. 被暗示性 2021年現在、催眠関連でこれらの単語が断りなく出てくる情報の信頼度はかなり低いです。現在の定義的に存在しない用語、最近の研究で存

¥2,000

催眠概念仮説についてざっくり語る

この記事はメンバーシップに加入すると読めます

現代の神経科学的見地から催眠現象を考えた結果、1つの仮説が生まれました…って話は前からしていますが、それを今回は軽くまとめてみました。 催眠概念仮説の話催眠現象はその人のもつコンセプトから発生するという仮説を立てました。 催眠概念が構築されることで催眠が経験されるという考え方です。 状態論と非状態論催眠概念仮説を採用することで。この両者の論争に終止符を打つことが出来るんじゃないかと思っています。 結論から言うと、どちらも正しく、どちらも間違っています。 まず、状態論

¥3,980

催眠の定義 (2000年以降の状況)

皆さん催眠の定義に付いてどれくらいご存知でしょうか。 今回は原点に戻って催眠の定義についてです。 ウィキペディアで「催眠」を調べてみると以下のように書かれています。 催眠(さいみん、英: hypnosis)とは、暗示を受けやすい変性意識状態のひとつ。また、その状態(催眠状態)、およびその状態に導く技術(催眠法)を指す場合がある。催眠術(さいみんじゅつ、英: hypnotism)とも呼ばれる。 誰が書いたかは分かりませんが、非常にざっくりとしていますね。日本語版ウィキペ

¥2,000