トリコzoom交流会を終えて感じた7つの気づきと課題
5/23午後に初めてのオンライン交流会・トリコzoom交流会を開催しました。
リアルなイベントが開催できない誤算
例のコロナの影響でいわゆる「リアルなイベント」が開催しにくい状況になったんだ。本音を言うと、トリコ活動の僕にとっては痛い面が多くて
・トリコ交流会が開催しにくい状態になった
・セミナーの開催も難しい状態になった
この2つの状況は正直言うと痛い・・・。
抜毛症の苦しみから脱却するには、リアルな場がいちばん強いんだ。
上記は2016年11月に初めて開催したトリコ交流会@目黒。
この時、めちゃめちゃみんなが元気になったのね。このときからのお友達もずっとつながっているんだ。
この交流会の時に確信したことが
「みんなひとりで悩んでいる。この孤独の苦しみから1日でも早く脱却してもらうことが必要不可欠」
ということなんだ。
それもあって、先に紹介した目黒での開催を皮切りにおよそ3年間で
東京(若松河田・日暮里・千駄ヶ谷)・埼玉・仙台・新横浜・相模原・名古屋・大阪・北九州
と交流会やセミナーを開催してきた。
なので、一連のコロナ騒ぎでリアルな会を開催できないのは本当に痛いこと。今年も、九州と名古屋は開催したいと思っていたから大誤算!ということなんだ。
zoomを使った交流会を初開催
とはいえ、コロナの騒動が本格化されてきて、抜毛症に悩むツイートが多くなった。コロナだからって、なにも動かないのは僕自身がいちばん嫌だ。
コロナごときで自分のミッションまで邪魔されるいわれはない。
仲間と相談に相談を重ね、コロナ騒動で注目を浴びた「zoom」を使って交流会を開催することにしたんだ。
(終了後のスライドショー。会の最中の写真はプライバシーのため全体の公開はできません)
集まったのは合計で12名様。
土曜日の午後、何かしら用事があったり家事や子育てをされている方もいらっしゃる中でお時間いただいたのは本当にありがたい!
よし、やるぞ!と決めたものの、zoomでの交流会を行うにはいろんなハードルがあったんだ。ここではzoomの交流会を終えて、いろんなハードルや気づきを書いておくね。
1:主催者はzoomについてある程度知っておかなくてはいけない
zoomを使う以上は、zoomのことを知っておかなくてはいけない。それって、LINEの使い方知らないのに、LINE電話して!というようなもの。
LINEだって、友人同士つながらないと電話は基本的にできない。そういったことを知らないと始まらないよね?それと同じで、zoomのことを知っておかなくてはいけない。
・どうやったらzoomで発信できるの?
・ミュートってなに?ビデオ共有って?
・招待を送るにはどうしたらいい?
・そもそもアカウントを作らなきゃw
ってかんじで、主催者はzoomについて基本〜応用までの知識は必要不可欠だということがよーくわかった!
仕事などで多少は使っていたので僕はその点良かったけど、使ったことない人が主催にチャレンジするのは少々大変かなーというのが僕の印象。
2:参加者はzoomのことは知らない前提で進めなくてはいけない
じゃあ、参加者はというと、zoomを使ったことがない人のほうが圧倒的に多い、っていう感じ。これは、仕方がないよね。
リアルとは違って、行けばいいというもんじゃない。ここがオンラインのたいへんなところ。
なので、テスト運用して、使い方のご案内をするのは絶対必須!
こんなマニュアルも事前に送りました
zoomの招待URLを送ってもすぐにアクセスできないことがテスト運用で発覚したこともあり、初めて扱うことを前提にマニュアルをつくりました。。
ただ、今回救いなのは参加者は全員スマホを持っているので、基本的にアプリ「zoom cloud meeting」をインストールしてもらうことでまかなえたということ。これはzoomのいいところだったかな。
3:zoomウェビナー方式では有料。しかも8,000円。コスト回収が課題
今回12名様のご参加もあり、ウェビナーモードが最適だと判断したものの
twitterでも書いたとおり、ウェビナーモードは有料。しかも税込み8000円超え!
今回はお試しだったこともあり、無料で募ったんだけど、ウェビナーモードで無料でずっと開催していたらお金が飛んでいくだけだなぁ。。
たしかにリアル開催より圧倒的にコストは安い。
4時間レンタルルームを借ると(2時間の会でも前後1時間は準備や後片付けなどで4時間は必要)10000円超えるところがほとんどだ。さらに、会場までの交通費もある(地方の交通費も全て自腹)。なにより移動時間コストが大きい。
それに比べてzoom交流会はすごく楽だし、コストは安い。だけど、8000円のコストは考えないといけないかな。有料じゃないと開催は難しいだろう。全部自分の持ち出しだし。笑
これがリアル開催だったら、会場費があるのでその分をご負担ください〜で筋が通るものの(それでも過去開催分はすべて赤字だったけど笑)zoom交流会は手軽さもウリのひとつなのでちょっと考えないといけないかなーって。
コストをペイするには、儲けるまでいかなくても、トントンかほんのちょこっと黒字が出る程度にしなくてはいけない。
「慈善事業(またはボランティアという名)だから参加者は無料で当然、主催が負担すべきだ」なんていう輩もいるけど、そんな事を言っているからこれまでこういう活動をやっていた人たちは耐えられずにみんなやめていったわけで・・・。(ボランティア=無料が当然の考え方は僕は反対だ)
このあたりのコスト・回収モデルを再度考え直さないといけないかなー。
4:zoom交流会は「1:多」
今回、zoomのウェビナーモードだったからかもしれないけど、リアルと圧倒的に違ったのは「1:多」の仕組みだったことに気がついたんだ。
リアルな交流会ではメインファシリテーターとして僕がいて、参加者がいる構図だよね?!ここまではzoomと変わらないんだけど、参加者同士が話したりすることが難しいことがわかったんだ。
リアルな会に参加すると、隣の席の人に話すことができたりするでしょ?オンラインではぞれが難しい。
誰かに話すとなると、割り込んで、全体に話すしかないからね。
zoomじゃなくてもオンラインでの電話(LINE電話)とかで3〜4人と話したことがある方ならわかるかなー。
今回、そういったこともあって、僕はなるべく平等に発言してもらえるように、時間を区切って参加者が話すコーナーを設けて語ってもらったんだ。
もちろん、時間に限りがあるから1人1〜2分になったけど。
あとは、事前にアンケートを取っていたことかな。
交流会でしか聞けないこともあるもので、事前にLINE公式でアンケートを募って、それに対してみんなまたは僕が回答するスタイルにしたんだ。
自分が聞きたいことって、けっこう他の人も質問したいことがってことが多く、こういったことを事前にをシェアする段取りを噛ませておくと、オンライン交流会の流れがスムーズになるかなと今回は学んだ次第!
なので、zoom交流会ではファシリテーションと段取りのスキルが欠かせないことを実感したんだ。
5:無理に顔出ししなくていいのがポイント
抜毛症の悩みを持つ人にとって、(同じ立場とはいえ)自分の頭髪の状態をオンラインであっても見せることにはすごく勇気がいる。実際に、そういった勇気が持てなくて参加するのをキャンセルしましたということが僕に多く届く。(苦笑)
だけど、今回のzoom交流会ではビデオ参加必須でないように設定したので、
見事に全員、音声のみ参加。
ほりうちたかしだけ映像参加!(←主催は必須かなって^^;)
まぁ、これは参加ハードルを下げるひとつの要素になるのかなって思う。
6:タスクが大幅に削減された
イベント開催のタスクが大幅に減ったのは大きかったんだ。
今回のイベントの対象者は、抜毛症で悩んでいる方。
抜毛症で悩んでいるのは中学生(場合によっては小学生も)〜大人まで様々。
としたら土日祝日の日中開催がベストになる。リアルの会を開催するとなると、
・会場を探して確保する
・会場まで交通機関を探してまとめる
・告知を出す
・有料なら銀行口座への入金の確認
(入金がない場合は催促・または当日支払などのご案内)
・当日は遅れないように会場のオープン1時間前までに到着して
・事前準備をして
・会の開催
・後片付け
・会場のオーナーに連絡
・帰宅
これだけのタスクをこなさなくてはならない。
オンラインでも有料だと銀行口座確認は必要となるけど、それだってオンライン上で済ませられたら、一切移動することがなくなるわけ!
この時間コストが無くなっただけですごく助かった!
7:場所を選ばずに参加することが可能になった
なんといっても「住んでいる場所に限らず参加することができるようになった」ことが大きいかな。
今回の参加者は南は沖縄から北は群馬まで様々な地域からご参加いただいたんだけど、これらの地域を津々浦々回り続けるのは現実的じゃないんだ。。悔しいけど、お金と時間が足りないから。
とはいっても、僕はすごくもどかしかったんだ。各地域にいけないことが。
今回そういった悩みがクリアにできたのは大きかったな。
出来ない理由なんて、いらない
初めてzoom交流会を終えて、気づきや課題は多かったけど、これも勉強。
メリットのほうが多かったかなとも思うので、これからも開催していきたい気持ちは変わらないかな。
コスト課題はどうにかしてクリアしたいかな。
今回のお試し開催で、次へのブラッシュアップが簡単になったから、クリアすべきところはクリアする、良かった点は引き続き運用していく。って感じでやっていくぜ。
「出来ない理由はいらない」
いま、助けて欲しいという声にできる限り応えていけるように、僕は頑張っていくぜ!