Noname “Telephone”
私の人生ナンバーワンリピートアルバム。ノーネームは読書クラブを開くほどの本好きで、そこからくる聡明さがリリックに現れている。また彼女のビートアプローチもユニークで耳馴染みのよく、聞き応えのあるラップも必見だ。しかし私がリピートする理由は実にビートにある。プロデューサーにはPhelixやCam O’biなどが並び、アコースティックかつ洗練された現代的サウンド、かわいい効果音は私のツボを気持ちのいいほどに突いてくる。Cam O’biはレジー・スノウのビートもプロデュースしている。そうなれば必然的にそれも好きになってしまうのだ。彼の音楽性は私の狭い懐に隙間を縫ってすっぽり入ってくる。つまり私がこのレビューで言いたいことはCam O’biが最高に好きということだ。彼の今後の活躍に期待だ。
福田