そろそろ大丈夫かなと思った監査の話
もう10年近く前になるのですが、欧州(フランス)の子会社に2年半出向してました。
そろそろこの話を出しても大丈夫かなという話。
子会社にいると結構怖いもの。それは「監査」。
別に悪いことしてなくても怖いんです。子会社って権限の範囲が広くて、いつの間にか何かがルール違反になってたりする。
でも、監査で指摘をしてくれたからこそ稟議も通りやすかったりするわけで「怖いけどありがたい」それが監査です。
来ていただいた社外監査役の方。当時で60代中盤かと勝手に想像しております。本当に知性と威厳があり、英語で話すときもゆっくりと、でも文法的に美しい話し方をされており、まさに「先生」という呼称がふさわしい方でした。今でもリスペクトしてます。
でも気になることがありました。
ノートパソコンの天板に「〇〇〇(その方のファーストネーム)くん」とポップな文字のステッカーが貼ってある。
そして資料をパソコン上で確認されながら、質問のために私を呼ばれたその時。
資料の後ろの壁紙が萌え絵でした。すごい可愛いやつ。
とりあえず笑わないよう背中の肉(あまり余分な肉はついてないので爪を立てる感じで)を4本の指でつまみ、頑張って質問に答えました。
2日間の間に何回か質問を頂き、そのたびにノートパソコンの画面を見る羽目になりました。その度に「先生それはなんですか」という質問をぶつけたい欲望と戦いながら。
…数年の期間を置いて、やっと書けた。あまり時間をおかないで書くと色々とバレそうで書けなかった話でした。
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