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ちょっと怖い仮説が頭に浮かんだ

勝谷氏を初めて知ったのは「鳥頭紀行」。
多分似たような人多いと思う。

ご存じの通り、西原理恵子女史の漫画では登場人物が極端にデフォルメされる。だから私の想像する実際の勝谷氏は「いい加減なんだけどシャイな人」という印象だった。

そういう印象を持ちながら初めて「XXな日々」を読んだらあまりの毒の強さにびっくりして以後読まなくなった。そうしてるうちに討論番組ですごく強い調子で罵倒してる絵面が目に入るようになった。元々口汚い登録番組自体が苦手だから「自分が考えるべき対象」から外れるようになって相当の時間が経ってから死去、というニュースを知った。

…長い事何かが引っかかってた。そのうち西原理恵子女史と娘さんとの「本当の関係」が世間で知られたのが割と最近。私自身は、鳥頭紀行あたりで西原女史の作品とは距離が出来ていて「毎日かあさん」はほぼ観ていない。自分が間接的な加害者になっていなくてほっとした。

そして気づいた。
「西原理恵子女史の娘さんとの件と、勝谷誠彦氏の件は割と近いところにある話じゃないか?」と。

西原理恵子女史の漫画で描写された勝谷誠彦氏の情報が事実なのか真実なのかは分からない。でも仮に事実だとすれば所謂「アウティング」だし、事実でないとすれば虚偽の「スティグマ」になる。

勝谷誠彦氏の思想自体は本人のものだろう。
だけど、それを毒に満ちた文体にしたり、強くダーティな調子でテレビの前で語る行為が、「自分に付着したアウティングやスティグマを、自分の演じるキャラクターで洗い流そうとする」計算づくの行動だったとしたら、どうだろう?

…仮に自分だったらその計算づくに耐えられない。
絶対に辛い。絶対にいやだ。でも一度乗ったレールからは降りられない。人によって植え付けられたイメージを覆すためにさらに強い仮面を被った演技を強制的に続けざるを得ない。

…酒、必要だよね。

ここまで全部私の単なる想像で妄想です。
外れてることを祈るよ。

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