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曲池 -Kyokuchi- LI11
普段の生活やスポーツをしていて、肘の痛みを感じる方は多いはずです。でも、病院に行くほどでもないかも。そんな方はぜひご覧ください。
その一助となるツボをご紹介しますので、ここから先をご覧いただきたいと思っております。
この記事では、肩こり、腰痛、頭痛、冷えなど、あなたの身体に身近な症状を「経穴」つまりツボを使って改善できる方法をご紹介していきます。
この記事をご覧いただきたい方
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163437597/picture_pc_0bc523e7f3631ce7d512e12d6c4e3f55.png?width=1200)
今回は、大腸経の合土穴(ごうどけつ)である「曲池(きょくち)」をご紹介します。
合穴とは、脈気が入るところといわれています。逆気、つまりのぼせや泄(もらすこと)の主治とされています。
この記事をご覧いただきたい方は、
肘の痛み
テニスやゴルフでの違和感
腱鞘炎
腕の筋肉痛
肩こり
などでお悩みの方です。
参考にしたのはとても読みやすく、東洋医学に興味を持っていただいたらまず手に取って欲しい本「マンガでわかる東洋医学の教科書」です。
では、早速みていきましょう。
曲池(きょくち)とは
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163437641/picture_pc_4e6b65a34e272ae8e2f1e2498831adff.png?width=1200)
曲池は「手の陽明大腸経」の経穴です。
五要穴では「合土穴」にあたり、前述のとおり「脈気が入るところ」といわれています
参考にした「マンガでわかる東洋医学の教科書」では、以下の症状に用いられる経穴として紹介されています。
肘の痛み(テニス肘やゴルフ肘)
腱鞘炎
腕の筋肉痛
肩こり
経穴の位置(取穴法)
教科書では、
【部位】肘外側、尺沢と上腕骨外則上顆を結ぶ線上の中点
【取り方】肘を深く曲げ、肘窩横紋外端の陥凹中に取る
と説明されています。
本を参考にわかりやすく説明しましょう。
肘を深く曲げたときにできるしわの中央(尺沢)と、肘の外側にある骨のでっぱり(上腕骨外側上顆)との中間。
つまり……
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肘を深く曲げたときにできるしわの中央が尺沢(手の太陰肺経)で、そこから肘の外側にある骨を目印に中間点を取る。ここが曲池です。
ツボ押し
では、この辺りを触りながら、軽く押してみましょう。
実は、ツボの位置は人によって微妙に異なることがありますので、周辺を軽く押しながら痛みやコリがある場所を探してみてください。
もし「どこを押しても痛いんだけど!」という方は、その中でも最も痛い、凝っていると感じる場所を探してみてください。
自分で行うツボ押しでは、指の腹で2〜3秒かけて押し、また2〜3秒かけて離します。これを5回程度繰り返してみてください。
ツボを押しすぎると、逆に痛みがひどくなったら、症状が悪化することもあります。くれぐれも押しすぎないようにしてください。
お灸を据える
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市販されているお灸を使うと、ご家庭でもセルフケアができます。
底がシールのように貼り付くタイプの「台座灸」が一般的です。
お灸を取り出し、底にあるシールを取ります。
台座をつまむか、指先にくっつけます。
ライターやチャッカマンに火をつけ、台座灸を近づけます。
煙が立ち上がったら、台座灸をツボにつけます。
※台座灸の購入の際には注意書をよく読み、お灸になれていない方は、熱の弱いタイプを選ぶとよいでしょう。
慣れてきたら少しずつ熱い灸にして、使用頻度を増やしていきます。
また、火を使うお灸は十便に注意し、万が一に備え消化用の水を用意しておくことをお勧めします。
お灸はお話しした症状を和らげ、免疫力をUPしてくれる作用があります。
ぜひ、お灸の素晴らしさを体験してください。
最後に
この記事では、肩こり、腰痛、頭痛、冷えなど、あなたの身体に身近な症状を取り扱っています。
ただし、これらの症状には大きな病気のリスクが潜んでいる可能性がありますので注意してください。
例えば、肩の痛みではコリが原因ではなく、関節炎が生じていたりする可能性もあります。
また、心臓などの病気による痛みが肩などに現れる「関連痛」の可能性もあります。
他にも、急な頭痛には即病院へ行った方がよいような「レッドフラッグ」と呼ばれるものもあるでしょう。
痛みや症状が重かったり、長引く場合にはぜひお近くの鍼灸院を訪ねてみてください。
国家資格である「はり師・きゅう師(鍼灸師)」は日本最古の医療技術であり、全国で12万人いると言われます。意識してみると鍼灸院って、とても多いんですよ。
もちろん、症状が酷く病院が必要な場合には、適切に案内してもらえるはずです。
鍼灸の魅力を、多くの方に知っていただけますように。
では、また次の記事でお会いしましょう、バイバイ。