「ハドリアヌスの前で壁に背中をこすりつける」って諺を流行らせたい
五賢帝の三人目……というより、テルマエ・ロマエの市村正親さんで有名なハドリアヌスは、皇帝でありながら公衆浴場にもふらりと現れ、庶民とともに入浴することがちょくちょくありました。
もう100年もするとローマ皇帝は日常的に暗殺されるようになるので、ほんとこの頃は平和だったんですね。
とにかくその日も公衆浴場を訪れたハドリアヌス。
浴場の壁に背中をこすりつけている男を見かけます。
「あいつ何やって……おや、いつぞやの戦場で活躍した兵士じゃないか。おーい、久しぶり。何してんの?