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せっかくなので変な持論を展開します。

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    マインクラフトの主にコマンド周りのメモとお仕事(e-スポーツクルー)について。

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e-スポーツクルーについて

じつは私、『マインクラフト』というゲームを通して ・プロジェクト管理 ・コミュニケーション ・プレゼンテーション といったスキルを育みつつ、自己肯定感・自己効力感みたいなものも伸ばしていこうぜっていう子供向けスクールの運営に携わっています。 先ほど挙げたスキルって、分かる人には分かっていただけると思うんですがノウハウ云々よりも場数を踏んでナンボの世界。 なので小さいうちからその機会を用意しようじゃないですかという趣旨のクラスです。 「ただゲームやってるだけなんでしょ?

    • 藤原道長「望月の歌」に関する私見

      藤原道長といえば いわゆる「望月の歌」が有名です。 この歌は、当時権力の絶頂にあった藤原道長が自らの栄華を誇らしげに詠んだものであるとされています。が、道長自身はこの歌を、実は闇に葬りたかったのではないかと思われるのです。 日記に記されなかった望月の歌その根拠として挙げられるのが、藤原道長が遺した『御堂関白記』と呼ばれる日記です。 道長は20年以上に渡って日記を書き残しています。 政治に関する覚書や各種行事の進行に始まり、天皇が言うこと聞かないムカつくとか、孫が生まれ

      • 本多正信 上司と部下をまとめてフォローする話

        徳川家康の腹心として知られる本多正信。 大河ドラマ『どうする家康』で松山ケンイチさんが良い味出していましたが、私は『真田丸』の近藤正臣さんも好きです。 それはさておき、彼は本当に良い補佐役なんですよ。 こんなエピソードがあります。 ある時、家康は部下のミスにブチ切れます。 ホトトギスが鳴かないとき「鳴くまで待とう」なんて評される家康ですが、実は割と短気です。普段は意志の力で押さえつけている感じでしょうか。 とにかく家康、ブチ切れて部下を怒鳴りつけます。 そこに通りかか

        • 「ハドリアヌスの前で壁に背中をこすりつける」って諺を流行らせたい

          五賢帝の三人目……というより、テルマエ・ロマエの市村正親さんで有名なハドリアヌスは、皇帝でありながら公衆浴場にもふらりと現れ、庶民とともに入浴することがちょくちょくありました。 もう100年もするとローマ皇帝は日常的に暗殺されるようになるので、ほんとこの頃は平和だったんですね。 とにかくその日も公衆浴場を訪れたハドリアヌス。 浴場の壁に背中をこすりつけている男を見かけます。 「あいつ何やって……おや、いつぞやの戦場で活躍した兵士じゃないか。おーい、久しぶり。何してんの?

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        記事

          板倉重宗に学ぶ 超一流の仕事の引継ぎ

          職務を全うするということは、必ずしも目の前の仕事を完遂することとイコールではないよねって話。 江戸幕府、京都所司代という役職がありました。 その職責は京都の統治、近畿地方の行政の統括、朝廷との折衝、西国諸大名の監視……って、やること多すぎじゃね? とにかく江戸幕府の西国支配の要となる重職だったんですが、江戸時代の初めごろは板倉重宗という人が務めていました。 板倉さんは名所司代としての評判が非常に高く、30年以上に渡って京都所司代を務めましたが、歳も歳だしってことでいよい

          板倉重宗に学ぶ 超一流の仕事の引継ぎ

          「人間五十年」は「人の一生は50年」という意味ではないんですよという話

          「人間五十年 下天の内をくらぶれば 夢幻のごとくなり」 歴史好きなら一度は聞いたことがあると思います。 織田信長が好んだとして有名な『敦盛(あつもり)』の一節です。 この「人間五十年」、「人の一生は50年」という意味ではないってご存じでしたか? 敦盛ってなに? 種明かしをする前に、そもそも『敦盛』がどういうものかをご紹介しましょう。 『敦盛』は能の原型と言われる幸若舞(こうわかまい)の演目のひとつ。 源平合戦の頃、源氏軍の熊谷直実(くまがいなおざね)という歴戦の勇士

          「人間五十年」は「人の一生は50年」という意味ではないんですよという話

          囲碁で学ぶ「外部環境の変化で価値が変わる」ということ

          囲碁をやっていて学べる重要な概念として 「物の価値は周囲との兼ね合いで決まる」 「時間経過で周囲の状況が変わると、物の価値も変わる」 というものがあると思っています。 たとえばこちらの局面。 詳しい説明は省きますが、☆マークを付けた黒石は極めて重要な役割を果たしています。この石があるかないかでどちらが勝つか決まると言っても過言ではないレベルです。 しかし左下に白石が1個増えてこの局面になると この局面では、☆の黒石あってもなくても勝敗に関わりがない石になります。価

          囲碁で学ぶ「外部環境の変化で価値が変わる」ということ

          大谷刑部の首の行方

          大河ドラマ『どうする家康』、ついに関ケ原の戦いが終わりました。 ドラマでも描かれていましたが、西軍の間では小早川裏切り疑惑(筑前中納言殿むほんと風聞候)はあり、大谷刑部は小早川の裏切りに備えて脇坂、赤座、小川、朽木の4将を配していました。 万が一小早川勢が裏切ったとしても、この4隊と大谷隊で対抗できる布陣です。 小早川 → × ← 脇坂 + 赤座 + 小川 + 朽木 + 大谷 しかし小早川が裏切ると、抑えの4隊も一緒になって大谷隊に攻めかかってきました。 小早川 +

          大谷刑部の首の行方

          カエサルと織田信長の死、その後

          紀元前44年3月15日ローマでユリウス・カエサルが暗殺されました。 当時、カエサルはローマにおいて最高の権力と軍事力を持っていました。軍歴も長かったため、個人的な戦闘力もそこそこあったでしょう。 しかし護衛がいない時に複数人に襲い掛かられてはどうしようもなかったのです。 カエサルはその場で絶命しました。 カエサル暗殺の報はローマを駆け巡り、キケローの耳にも入ります。 彼はカエサルとは政治的には敵対していたけれど個人的には仲が良かった人物です。 「カエサルを殺したのはグッ

          カエサルと織田信長の死、その後

          足利義稙がおもしろい

          戦国時代の始まりって、最近は「応仁の乱」じゃないらしいですよ。 私と同世代の皆さんは「応仁の乱をきっかけに戦国時代が始まった」って習ったと思うんですが、近年では「明応の政変」説が有力になっているそうです。 「明応の政変」とは、室町幕府の10代将軍・足利義稙(よしたね)が部下のクーデターによって失脚させられた事件。これをきっかけに幕府・将軍の権威が低下し、下剋上の風潮が広まりました。 背景や経緯はいろいろあるんですが、中心人物である足利義稙の生涯がとにかくすごい。 8代

          足利義稙がおもしろい

          少しだけ子離れできたかもしれない話

          私は何だかんだ言いつつ私という人間を気に入っているのですが、それでも 「もうちょっとマシな人間に育てる余地はあったなあ」 とは常々思っています。 もっと勉強をしていれば もっと幅広い経験を積んでいれば 将来についてしっかり考えていれば 今の私よりずっと好ましい私になれていたであろうことは想像に難くありません。 そんな私に子が生まれた親としてはやはり、この子をちゃんとした大人に育てようと決意するわけです。 英才教育というのは大げさですが、遊び感覚で読み書きや計算を教えて

          少しだけ子離れできたかもしれない話

          囲碁は経営の役に立つかという問いに対する私なりの答え

          囲碁は経営の役に立つんですか?って聞かれることが多いんですが、考えてみてください。 一日中囲碁を打って、囲碁のことばかり考えていたらどうなるか。 囲碁が強くなるだけです(残念ながら強くなれない場合もありますが)。 当たり前ですが、囲碁をやったら囲碁がうまくなります。囲碁がうまくなるだけです。囲碁をやったからといって、経営のノウハウは身につきません。つくわけがありません。三々定石を覚えても、3C分析の役には立ちません。 しかし、それでもなお私は「囲碁は経営の役に立つ」と断

          囲碁は経営の役に立つかという問いに対する私なりの答え

          どの山を登っているか問題

          たとえばこんな風に、今のあなたよりも凄い人、成功している人を見た場合。 「あの人みたいになろう」と目標を定めて、そこに至れるよう努力するのは大事なことだと思います。 が、「あの人」が必ずしもあなたの目指すべき姿ではない可能性もあります。たとえばこんな感じ。 「あの人」と同じ場所へ行くためには、谷を飛び越え、断崖をよじ登らなければなりません。「あの人」が凄いのは凄いとして、あなたが目指すべきは別の姿かもしれないのです。 たとえば私の場合、「熱い想いを持ってみんなをぐいぐ

          どの山を登っているか問題

          1人1票という悪平等選挙制度

          悪平等という言葉があります。 本来平等ではないものを平等に扱おうとすることで、かえって不平等になってしまうというもので、たとえば 「がんばって働いてもサボっても、同じ人間だもの。給料も昇格も平等に扱うよ!」 なんて言うようなものです。平等に見えて実は不平等。それが悪平等です。 ところで。 2017年の衆議院議員選挙の年齢別の投票数をグラフ化してみました。年代別の投票率ではなく、実際の投票者数が全体の何パーセントを占めるかというグラフです。なお、モトネタは総務省が公表

          1人1票という悪平等選挙制度