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香川の魅力再発見!大学生にしかできない「旅づくり」 またたび

こんにちは~!なえどこのつるさやです。

香川大学学生チャレンジプロジェクトに所属している「地域連携学生委員会なえどこ」が、他の香大プロジェクトにお邪魔して、取材いたしました。

今回は第2弾!「またたび」さんです!取材担当は、えみとつるさやでした。取材を受けてくれたのは、リーダーの小谷さん、副リーダーの常國さん、次期幹部の中嶋さん、名和さん、松浦さんの計5名になります。


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zoomで取材しました!

活動内容や目的

さっそくですが、「またたび」と聞くと何を連想しますか?


やっぱり、猫が大好きな「植物のマタタビ」ですかね。

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一説によると、疲れた旅人がマタタビの果実を食べて、再び旅を続けることが出来るようになったことから、「又旅」と名付けられたとか。旅との関連性があるみたいですね。

そういうわけで、またたびさんは、旅のチカラで地域活性化を目指すプロジェクトになります。

香川県の旅行会社「琴平バス」さんと連携して、街歩きやバスツアーを企画・運営しているそうです。観光ツアーを通して、香川特有の食や資源、産業を知ってもらい、地域を盛り上げています!

企画を円滑に進めるために、役割分担をしっかり行っています。視察やインターネットでの事前調査を経て、ツアーを企画するという徹底ぶり!真剣に取り組む姿勢に頭が上がりません。

現在は高松中央商店街の街歩きツアーをやっているそうです。人々が普段何気なく通る街を学生目線で説明してもらうなんて、なんだか楽しそうですね!

目的は大きく分けると3つあります。1つ目は、香川の魅力を発掘することです。直接体験することで味わえる香川の魅力を随所に取り入れたツアーを発信しているそうです。2つ目は、地域と人をつなぐことになります。地域の方が持っている想いやつながりを大事になさっているのですね。最後は、香川を好きになってもらうことです。ただツアーに満足してもらうのではなく、香川の良さを伝えたいという熱意が感じられます。

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またたびさんのホームページにあるように、
『香川大学×コトバス=地域再発見の旅』

この言葉が、活動内容を表現するのにぴったりですね!

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こちらは、旅と猫にちなんだイメージキャラクター「たびじろう」です!

カワイイ~

おっと、たびじろうの可愛さに癒されている場合ではないですね(^^;
ここからはまたたびさんへのインタビューに移ります!

加入理由

___それぞれの方にお聞きします!なぜまたたびに加入したのですか?

(小谷さん)
私はまたたびの活動と雰囲気に惹かれたからです。実は、香大のオープンキャンパスに行ったんですよ。そこでまたたびがキャンパスツアーをやっていて、大学生らしい活動だなと。いざ香大に入学した時に「大学に入るなら何かプロジェクトをやろう」と思い、またたびの見学に行って、その雰囲気が自分に合っているなと思って加入を決めました。あとは実際に地域の方と関わることがしたかったという部分もあります。

(常國さん)
私は、元々まちづくりとか地域活性化に興味あって。そこでいろんな大学を調べていく中で、香大に「地域振興・観光コース」があると知りました。さらに調べると地域活性化をしながらツアーを企画する「またたび」のことを見つけました。自分自身、旅行も好きだったので、両方できるのがいいなと思って、またたびに入ろうと思いました。

(中嶋さん)
私は、元々観光系の仕事に就きたかったので、経済分野から観光を学べる香川大学に来ました。高校生の時から、またたびが活動していることを知っていて、地域と観光を結び付けたプロジェクトだったので、入りたいと思っていました。

(松浦さん)
私は1年の冬ぐらいに入ったんですけど、その時何も活動していなくて。やっぱり香大に入ったからには、何かプロジェクト入った方がいいのかなと思っていました。そんな時に、Twitterでまたたびがメンバー募集していたので、入ってみようと思ったのがきっかけです。

(名和さん)
私は出身が県外なので、香川のことをもっと知りたいなと考えていて。またたびに入ったら、ツアーを作るとき、香川のことをちゃんと知らないとできないので、まさに自分のやりたいことだと思って入りました。

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____こう見ると、またたびを知る経緯は、皆さんそれぞれ違っていますが、地域や観光に興味を持っている方が多いですね。

では実際に入ってみて、印象は変わったのでしょうか?どんなところに魅力があると思っているのか気になります!

プロジェクトの魅力

メンバー同士が和気あいあいとプロジェクトを進めているところです。あとは、ツアー作りの視野が広がったことです。以前は、バスツアーしかしていなかったんですけど、2年ほど前から街歩きツアーを開始しました。ツアーの種類が増えたことで、高齢者から県外から来る観光客まで幅広いターゲット層を獲得することができました。他にも、私たちは学生だけではなく、地域の方々と一緒に、「どういうツアーにしたらお客さんに喜んでもらえるか」を話し合って決めています。企画を通して、地域で暮らす人同士のつながりもつくることができていると思います。

ツアーを通して、メンバーや地域の方との親睦が深まっているのですね。他にも多くの魅力があることがわかりました。ところで、基本的な活動はどれくらいの頻度なのでしょうか?

毎週水曜日に定例ミーティングがあります。時間は1時間ぐらいです。そのミーティングでは、各係の報告を行うので、必要があれば、チームや係で集まって話すこともあります。ツアー前は週に3回になることもありますね。

綿密な打ち合わせは必要ですよね。続いて街歩きの内容についても教えてください。

高松中央商店街を歩くツアーをやっています。コースを紹介すると、まずは、瓦町からまっすぐ通る常磐町へ行きます。次に、田町商店街と南新町を歩きます。最後は、丸亀町グリーンを通ります。私たちは、道中でお店を紹介したり、香川の方言クイズを出したりします。お客さんの興味があれば、お店に入って、商品を見たり買うこともあり、世間話も交えながら歩きます。

___とてもやりがいがありそうですね!またたびの活動で印象に残ったことはありますか?それぞれの方にお聞きしたいです。

印象に残ったこと

(名和さん)
琴平・宇多津の視察です。加入したのが秋頃で、外部の方を交えたツアーはまだ経験したことがないんですけど。そこでは、「喜んでもらえそうな紹介の仕方には何があるか」とか、「どの順番で言ったほうがいいか」などを考えるのが楽しいかったです。やりがいも感じました!

(松浦さん)
私も実際にツアーをしたことはないのですが、最近プレ街歩きツアー(本番前のツアー予行練習)に参加させてもらいました。普段住んでいる高松市も自分が知らないことばかりで。商店街について本当にすごく詳しく知ることができました。この街歩きなら参加者の方に十分に魅力を知ってもらえるだろうなと思って、街歩きの素晴らしさを再認識しました。

(中嶋さん)
12月に行った庵治ツアーが印象に残っています。というのも、4月の最後の方、初期から入っていたんですが、ツアーをする機会が少なかったからです。去年1回しかツアー参加できなかったんですけど、そのツアーに企画とか運営とかで参加できたので、すごく印象に残っています。ハマチを食べたり、庵治の街並みを見て回ったりしました。観光客の人と話しながら街を歩けたので、とても楽しかったです。

(常國さん)
私は冬合宿です。2020年、コロナが流行るちょっと前くらいに行った愛媛県内子町で、街歩きに参加させてもらいました。案内してくれたのが、地域のことに詳しいおばあちゃんだったんですが、面白い説明をしてもらって、知らない場所なのにその街に愛着が持てて。「こういうのを自分たちも高松の商店街でやりたい!」と思ったことがすごく印象に残ってます。

(小谷さん)
私はちょっと広くなっちゃうんですけど。私たちのプロジェクトはツアー作りを主に行っていますが、去年一年間、コロナの影響でツアーを実行すること自体に、制限がかかっちゃって、あんまり活動できなかったんですよ。その中で、いろんなことを試行錯誤できたことがすごく印象に残ってます。例えば、オンラインツアーを計画したことがあります。去年の6月は、状況がどうなるかわからなかったんですけど、とにかくオンラインツアーをやってみることになりました。具体的には、Airbnb(エアビー)っていう媒体に、オンラインツアーを作って載せるにはどうすればいいかを考えました。あとは、「バスツアーをオンラインツアーに変更するべきか」といったことも活発に議論しました。結局その案は対面でできるようになったので、載せられなかったんですけどね。それでも、こういう制限がかかっている中で、何か活動しようっていう「前向きな姿勢」を学べて、とてもよかったなと思います。

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___新型コロナウイルスの影響ってとても大きかったので、そんな状況でも前向きに考えられるのってすごいです!他の方もツアーや合宿、視察などまたたびのイベントでかけがえのない経験をしていますね。改めていいプロジェクトだなと思いました。

でも学生が本格的なツアーを企画・運営するのは容易ではないと思います。大変だったことはありますか?

大変だったこと

(小谷さん)
大変だったこと・・・今も大変なんですけど(笑)全面オンライン授業になってzoomでミーティングをしていると、全員から意見を聞くのは難しいです。他にも「みんながどういう雰囲気でしゃべっているのか」が掴みづらいです。遠隔でコミュニケーションを図ることが、すごく大変だなって思います。あとは、視察の回数も結構限られてくるので、そこで進めていくのが大変ですね。

(常國さん)
大変だったことは、住民の方が考える地域のイメージを崩さないことです。ツアーを作る場合は、地域の方と関わる機会が多いんですけど、地域の方が持っているツアーイメージと私たちのイメージがずれることもあります。日本語での伝え方が難しいなと思っています。

難しい問題ですね。伝え方で特に気を付けていることはありますか?

敬語の使い方は結構気を付けています。その地域の方としゃべるとき、あまりにも丁寧すぎる言葉遣いだと、壁を作ってしまうことがあります。でも逆にフランクに行き過ぎたらそれはそれで失礼になるので、ちょうどいい距離感を保てる言葉遣いをしようと思っています。

(松浦さん)
私はツアーの案を出す時が一番難しいなと思います。またたびに入ってちょっとしか経ってないからっていうのもあるんですけど、やっぱり1つの候補地に対して出てくる案が前に企画した案とかぶることがあるので大変だなと思います。加えて、普通のバスツアーとは違って、大学生視点で考えられる「またたびらしいツアー」とかも考えないといけないので、その辺を考えたツアーや街歩きの案出しが難しいです。

(中嶋さん)
私は、SNS専用のロゴやポスターを作った時ですね。Instagramでは、またたびグルメを投稿しているのですが、そのロゴを作るのが大変でした。他にも、ポスターを作った時、どうすればわかりやすく、「またたびって何なんだ」ということを新入生に伝えられるかを考えるのが大変でした。改めてまたたびの活動を見つめ直す必要があったので、どう書けばいいんだろうと悩みました。

(名和さん)
私はSNSのフォロワーやいいねの数を増やすことが大変だなと思います。そういったものがすべてではないと思うんですが、知名度にもつながるので。フォロワーを伸ばすためにどれだけ興味をひきつける投稿ができるか考えています。

SNSを見る相手のことを意識して投稿しているのですね!では上手くいったと思う投稿はありますか?

どの投稿も同じくらいなんですけど、Instagramのまたたびグルメはいいね数が多いです。だいたい20人前後の人がいいねつけてくれます。

なるほど。ミーティングや企画、SNS投稿、イベントなど様々な部分で課題があっても、皆さん真摯に取り組んでいるのですね。次は、具体的な広報活動についてお聞きしたいです!

広報活動

またたびの広報活動は、Instagram、Twitter、Facebook、note、ホームページです。投稿内容としては、イベント実施の報告、ツアーや街歩きの宣伝、新入生募集に関する情報を投稿しています。こだわりは、SNSごとに発信する内容を分けていることです。Facebookは一番細かくツアーのレポートを毎回載せています。InstagramやTwitterは、イベントの告知・報告、新歓の情報などを投稿してます。他にも、コトバスさんのチラシやホームページにツアー内容を載せてもらっています。あとは近くの小学校にチラシを配りに行くこともあります。

noteですね!つい最近フォローさせていただきました!

ありがとうございます(笑)noteは私たちメンバーの個人の思いも発信していけたらと考えています。noteを投稿し始めようと思ったきっかけが、以前掲載していた雑誌「香川komachi」がなくなるっていうことです。今までは係を作って、「またたび日記」という形でまたたびの日常やツアーのレポートを載せていました。雑誌が休刊になってしまった時、今まで続けてきた活動の1つがなくなってしまうっていうのは結構大きいことだなあと思いました。そこで何か新しいことができたらいいんじゃないかってことで、noteをやってみることになりました。

___「香川komachi」の掲載内容を受け継ぎつつ、より個人の思いに焦点を当てるやり方、とても素敵ですね。

最後に一言お願いします。

メッセージ

私たちまたたびの活動を見て、多くの人に刺激を受けてもらえたらなと思います。「またたびでしかできない地域との関わり」があるように、大学生には、「今しかできないこと」にどんどん挑戦してほしいです!

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まとめ

またたびさんは、観光客だけではなく、学生・企業・地域住民まで巻き込んだ活動をしていることがわかりました。変化を恐れず、学生らしい「旅づくり」ができるのは、広報や計画に力を入れることはもちろんですが、一人ひとりの「観光で香川を盛り上げたい!」という強い想いがあるからなんだなと、納得しましたね。

noteが更新されたら、必ずチェックします。今後、またたびさんがどのような活動をするのか楽しみです!改めまして、取材を受けていただきありがとうございました。

-------またたびさんの広報リンクはこちらです-------

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ぜひご覧ください!

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最後は、たびじろうの画像でお別れします!

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