実はお得?!クルーズのすゝめ - 導入編 -
こんにちは、Kamackです。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、北米やヨーロッパではクルーズが大人気です。
しかし私は、米国赴任時はゴルフ狂、国立公園狂だったため、クルーズを体験したことがありませんでした。
米国赴任時に独身だったのも、多分もう一つクルーズにいかなかった理由です。
同僚にはクルーズがめちゃくちゃ良いといっていた人がいたのですが、彼は家族持ちだったため、自分には当てはめていませんでした。
今回、初めてヨーロッパに住み、クルーズを比較的安価で体験する事でその魅力にすっかり取りつかれてしまいました。
そして、日本時代の貯金を順調にクルーズに奪われるのでした。。
今回、みなさまにもクルーズの魅力をお伝えできたらと思います。
クルーズとは
そもそもクルーズって何?フェリーと何が違うの?という方もいるのではないかと思います。
フェリーだって宿泊したり、しっかりベッドで寝れるいい部屋があったり、食事があったりある程度色々と楽しめる場所があったりしますから。
という事で私なりにまとめてみました。
フェリーは、ある地点からある地点への移動が主目的である、というところにあります。
クルーズとは、船の上に宿泊し、船の上や停泊地の観光を楽しむという点において、フェリーとは違います。
クルーズ船の中はこんな感じです。ショッピングモールみたいです。
もちろん、最近のフェリーも設備が良くなってきて、クルーズに近づいているものもありますが、あくまでフェリーの主目的は地点間の移動にあります。
もし、そのフェリーの主目的が船に乗って楽しむ事という人が過半数を超えだすと、それはクルーズになるのではないかと思っています。
クルーズの魅力
欧米でクルーズが人気な理由はいくつかあるのですが、下記にまとめてみました。前提として、欧米人は長期の休みが取りやすいという点があります。それを踏まえて・・・
1. とにかく楽!
2. 船内が楽しすぎる
3. 意外なほどに安い
とにかくこの3つに尽きると思います。一つずつ、詳細を説明します。
1. とにかく楽!
何が楽なの?という話があると思いますが、それは移動です。
旅行って、飛行機もしくは電車で移動してホテルにチェックインする、というのを幾つか繰り返すと思うんですが、この移動って結構大変なんですよね。
まぁ欧米の人は1か所に1週間くらい同じところに泊まったりするのですが、1週間あったら数都市回りたいというのが普通の日本人特有の感覚ではないでしょうか。
そうなると、重いスーツケースを持っての空港まで移動->ホテルチェックイン->ホテルチェックアウト->スーツケースを持ち運んでの次の都市への移動、というのがかなり大変です。
クルーズだと、一度船に入ってしまうと、スーツケースの移動は船を出るまでの1週間の間不要になります。
昼間外で観光して、船に戻ってきて、船の上でディナーを食べ、寝て朝起きたら全然違う別の都市に着いている。
楽な上に、1週間で無理なく5~7か所訪問できてしまいます。
もちろん、それぞれの都市の滞在時間は短めという欠点はあります。
が、限られた休暇でたくさんの都市を巡りたい我々日本人にはちょうどいいと思っています。
2. 船内が楽しすぎる
船内が本当に楽しいです。
その楽しさをお伝えするために、船内の典型的な1日を紹介します。
まず、朝起きて、外出の準備をしたあと、朝食を食べにレストランに行きます。気分によってビュッフェを選ぶか、オーダー式のレストランを選ぶかができます。
写真はMSC Poesiaのビュッフェ会場です。
その後、停泊地の観光に繰り出します。朝9時くらいに出るイメージですね。
写真はイタリア、シチリア島のパレルモです。
停泊地で半日色々と観光をしたあと、15時くらいに帰ってきます。
食事までちょっと時間があるので、1時間くらい運動がてらジムで汗を流します。
写真はMSC Poesiaのジムです。
泳げる人はプールで泳いでもいいかもしれません。(私は金づちなので、クルーズでプールに入ったことはないです)
写真はMSC Meravigliaのプールです。
ひと汗かいたので、部屋に戻り、シャワーを浴びます。今日はエレガントデーなので、ジャケットを着てレストラン会場に向かいます。
写真はMSC Meravigliaの食堂です。
食事は18時から。ちょっとだけ豪華な夕食を楽しみます。
写真はMSC Meravigliaの夕食です。
ショーまで少し時間があるので、外で夕日を見ながらお酒を飲みます。
写真はMSC Meravigliaにあるバーです。
その後、20時に予約していたショーを見ます。日替わりのショーなので、毎日のように通います。
写真はMSC Meravigliaのショーの様子です。
ショーが終わった後、通り道になっているカジノで少しだけ遊んでいきます。そして、いつも通りルーレットマシンに貯金をします。(残念ながらいつも貯金してばかりで、引き出せることはありませんでした)
写真はMSC Meravigliaのカジノです。
そんな感じで、寝る時間になったので部屋に戻り、次の日に向けて少し早めに寝ます。
そうしたら、次の日、別の目的地に着いています。飛行機やバス、電車の移動がなく。
写真はMSC Meravigliaのキャビンの一例です。
一度クルーズのこの魅力にはまると、また次のクルーズにも行きたくなります。
3. 意外なほどに安い
さて、こんな豪華に見えるクルーズですが、気になるのはお値段。これは驚くことに、クルーズ、意外と安いんです。
例えば、私たちが利用するMSCクルーズを例にとると、オフシーズンの秋-冬に地中海クルーズをすると、1週間滞在で1人600ドル(6万円)から乗れます(内側キャビンの場合)。
1週間、上記のキャビン(部屋)や朝昼晩の食事、サービスがついて1人6万円です。
(サービスチャージが別途1日10ドルかかったり、船の上で頼むお酒やソフトドリンクは有料だったりするので、その辺でお金はかかりますが。)
奮発してバルコニー付きキャビンにしても1,000ドルくらいです。1週間で1人10万円。
ハイシーズンの夏は上記の1.5倍くらいの価格設定ですが、それでも同クラスのホテルと飛行機もしくは電車での移動、食事と比較すると安いくらいです。
日本からはHISがツアー作ってますが、冬ならヨーロッパ往復の航空券込みで一人20万円強でありますね。
思っているよりも安い!と思われた方がいらっしゃるのではないでしょうか。
地中海クルーズだと、バルセロナ発着のクルーズが結構あるんですね。港は空港よりも家から近いので、さらに移動が楽なのです。
という事で、休みが取れそうなときは、日本で貯めていたお金をクルーズに使って旅行をしています。
まとめ
クルーズの魅力は下記に集約されます。
1. とにかく楽!
2. 船内が楽しすぎる
3. 意外なほどに安い
ハードルは、クルーズ自体は安くても、ヨーロッパ間の移動を含めるとそこそこ高くなってしまう、という事と、そんなに長期の休みが取れないという事だと思います。
ただ最近は働き方改革が進み、以前よりは休みを取れやすくなっている人が少しずつですが増えてきたと思います。
また、クルーズは3-4日の比較的短い期間のクルーズもあるため、ちょっとだけでも気分を味わいたいという方にはまず短めのクルーズをトライされるというのも良いと思います。
この先10年で日本でももっとクルーズが身近な存在になってくれると本当に嬉しいです。
次回は、実際のクルーズの旅程例を、地中海クルーズの例を交えてお伝えしたいと思います。
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