甲状腺がん体験記87 企業24年、ベンチャー5年、起業5年の経験からわかったこと③

この記事、術後の自分の仕事を考えるためもあって、書いています。
 
①   https://note.com/tresmin/n/nbd3c2822183e

②https://note.com/tresmin/n/n729ff7655b8b

で、会社人生からわかったことを書きましたが、今回は起業、もしくは個人事業主になった経験からわかったことについて書いておこうと思います。

私が起業したのは、
自分がやりたいことへのチャレンジもありましたが、
ぶっちゃけ、会社人でいることが嫌になったというのもありました。
それどころか、逃げ出したい、ここにいては危険、という思いもあって、チャレンジを加速させた、というのもあります。
どちらかというと、その負のエネルギーが原動力になったというか、、、
 
資格をとって、その道でやっていこうと思ったときに、
飲食経験がないということからのアルバイト探し、
飲食をやるにあたって必須となる場所確保、営業許可、そして売り場など、走り出したらどんどん加速してできた、というのは、
ある意味その方向性は悪くなかったのかもしれません。
が、正直、今回のような病気になったことで、本当によかったのか？と思ってしまいました。

飲食の道、については次回にするにして、
個人事業主として起業することについて記載しておきます。
 
①    個人事業主で独立して成功させたいなら、すでに顧客をもっていることが大前提。
もし顧客獲得からスタートさせるのであれば
 →　手っ取り早いのは力のある団体、企業、人の下に入ること、これ王道
→　王道をいかないならば、10年くらい地道に頑張れるくらいの経済力、体力、精神力が必要
 
私は、ゼロからのスタートで、さらにこだわりが強すぎて、どこかの傘下にはいることができませんでした。
もちろんお世話になった先生方の下でというのもありましたが、そもそもその先生とは方向性が違っていてうまくかみあわなかったり、
または、いろいろな団体にアプローチしたこともありましたが、ほんの数カ所で、、、そう、例えば受験で抑えも含めて何校も受けるのがよくあるなか、自分の希望する学校数個しか受験しないのと一緒、
それらに振られて、それ以外にアプローチしなかった。
でも経済力も精神力も体力もそんなになかったという状態(^^;

②    人間関係について
・過去、自分が苦手と思っていた人が助けてくれることがあります。
立場が変わると人間関係も変わる。
だから、過去、ものすごく嫌いな人のことも、切り捨てない方がよい。

・お友達と仕事とはなかなか両立しにくい。
もちろんお友達は応援してくれる非常に大切な人たち。
でもビジネスは割り切った関係が重要。
ビジネス抜きでつきあえる友達を大事にしつつ、ビジネスで信頼できる人間関係を築くことも重要。
・ビジネスでの人間関係は重要ですが、うまくいかなくなったときに、ひきずらない。とにかく、ビジネスは割り切ることが重要。
 
③    ライバル、競合、目標いろいろあるかもしれない、けど、特に50もすぎて第2の人生で起業するのであれば、
「自分が何をしたいのか」という軸だけしっかりさせ、あとは、無理せず、柔軟にやっていくのがよいと思う。

あの人は同じことで、あれだけできているのに、とか比べること自体がナンセンス。
「なんのために起業したのか？」
自分の軸さえあれば、その実現方法は最初と変わっても問題ない。
辞めるのは簡単。でも辞めたらそこでおしまい。
 
起業人生、やはり結構タフさを求められます。
でも、ものすごく自由で、今まで出会えなかったこと、人、モノ、事、経験にいっぱいいっぱい出会えます。
定期収入がなくなることは、サラリーマンだった人にとっては想像以上の辛さがあるけれど、それに耐えられるのであれば、自分をしっかりもって、自分が信じる道をすすめばよいと思う。

起業したいことがあるのは素敵なことだと思います！
（って自画自賛みたいですが、それは別として(^^;） 

ただ、重要なのは、一人で閉じこまらないこと。
起業する人はみんな頑張り屋だから、つい一人で抱え込んでしまい、しかも人に言わないことが多い。

どれだけ、人とかかわってやっていけるかがキーになると思う。 

これから起業しようと思っている人、ものすごく応援してます！
是非頑張ってほしい。

自分は？というと、なんとなく、こうしていこう、と思うものは見えてきましたが、術後考えてみようと思います。

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