【カナダ留学】#02 行先検討と障壁
さやです。
前回のあらすじはこちら↓
・冬のカナダは寒いのか
時は戻って大学1年の冬。英会話スクールで仲良くなったもう一人のカナダ人講師、Joeが日本を去ることになりました。Joeからの「遊びにきたら?」の誘いに応じて、大学の友人と、スクール仲間のSくんと3人で、Joeが住む町へ遊びに行くことになりました。
その時の様子はまた書きますが、
・Erikaの説得
Erikaからも、カナダ留学の後押しがありました。
「カナダ英語はアクセントが少なく、ニュースで聴くような標準的な発音。勉強するならおすすめよ」
「トロントはMulticultural Cityで、多くの人種が共存している町。イタリア人街、ギリシャ人街などがあり、民族色が豊かで楽しいところ。あなたの専攻にもいいと思う」
圧倒される熱量でした。彼女の言う通り、アメリカ英語に馴染んだ私の耳にカナダ英語は聞きやすいのでした。また高校時代にアメリカに行ったTが、南部訛りを多少気にしていたのもあり、留学先としてはカナダが一番の候補地になりました。
・情報集めと行先検討
当時はネットを情報源にするには情報が少なすぎて、留学あっせん業者による留学フェア、留学ジャーナルのような雑誌、カナダの大学を網羅した本から情報収集しました。留学先としてメジャーなのはバンクーバーでしたが、日本人留学生が多いと聞いていたので却下。
・日本人が少ない田舎
・首都オタワ
・商業都市トロント
を候補とし、最終的にはトロント大学のESL(English as a Second Language=英語を母語としない留学生が英語力を補強するために履修する科目)に申し込むことを決定。行先をトロントに定めました。
・猛反対にあう
予想通り両親、とくに父親は大反対でした。
「英和辞書を一冊丸暗記してから行け。それくらいの覚悟がないならやめろ」
反対の真意は謎ですが、おそらく
・英語(とくに英会話)はわざわざ勉強するものではなく、経験から習得するもの。
・女の子が一人で海外に行くのは危ない
ということだと思います。父は一時海外移住を考えていて、その過程で外国の友人ができ、体当たりで英語を習得してきました。お金を払って語学留学をする必要性が理解できなかったのでしょう。