したきりすずめ
昨日も少し出てきたけれども。今回、図書館で『したきりすずめ』を借りてきている。
有名な話なので知っている人も多いと思う。
今回、我が家で借りてきていたのはこの本。
大筋は私も知っている通りだったのだけれど、知らない部分もあった。
スズメを探しに行ったおじいさんが、いろいろ試練を与えられるのである。
途中で出会った牛飼いや馬飼いに、そんなことを言われるのである。
最後の解説文によると、
とのこと。
この本では、「水を飲むか洗うか」の2択を迫られているけれども、他の試練も2択なのだろうか。よりマシな方を選んだとして、それが木を食べることだった場合。作者の意図は何だったのだろう?と思う。
解説には、「すずめに対するおじいさんのひたむきな愛情」と書かれているものの。別にそんな内容で試さんでも…もっと他にあるだろう…と私は思ってしまう。困難があった方が物語が盛り上がるのはわかる。でも、「汚い水を飲む」「木を食べる」じゃなくてもいいよなぁ。
その2つからパッと浮かぶのは食糧難。昔の日本は飢饉もあったし、今のような食生活では無かったはず。その時代の人から見ると、また違った感じ方になるのかな。当時の人が何を思ってこの話を作り、どう受け取られていたのか。何となく気になったのだった。
昔話って大人になってから読んでも、いろいろ発見があるものだな。
ではまた明日。