薬を分ける姿

先日、胃カメラで見つかったピロリ菌。健康診断の結果が手元に来たので、早速ピロリ菌除去のための薬をもらってきた。

その量、実に1回6錠。

え…こんなに飲むの…?3種類なら3錠で良くない…?と思いつつも、必要ならば飲むしか無い。初回は特によくわかっていないので、「これが何錠、これが何錠、これが何錠で間違いないね」と薬の山の中から慎重に1回に飲む量を分けていく。

ふと思った。この姿、どこかで見たことがある。実家にいた頃に毎日見た、祖母の姿である。

毎食後に何種類もの薬を飲む祖母。いろんな薬を1回分に分ける祖母。

あの時の祖母は、こんな感じだったんだなぁ。思わぬ所で同じ体験をしてしまった。

歳をとるとどうしても体に悪い所が出てきやすく、その分、薬を飲む機会も量も増える傾向にあるのだと思う。今現在、実家の両親も祖母も、毎日何かしらの薬を飲んでいるように思う。

今回の私は突発的なものだし期間も一週間だけだが、いつか、毎食後に薬を飲む生活をする日が来るのかもしれないな。

大量の薬を前に、未来について少しリアルに想像したのだった。

ではまた明日。