生け垣

休みだったので、久しぶりに実家に行った。とはいえ平日。誰もいないか、祖母がいるくらいだろうなぁと思いつつ行ってみれば、案の定祖母だけいた。ちょうど畑から帰ってきたところらしい。

祖母の正確な歳は覚えていないのだが、確かもうすぐ90歳だったと思う。それでも毎日畑に行っている。草を刈っていたりする。足腰痛いと言うものの、自力でいろいろできるし頭も元気だ。おそらくこの歳になっても毎日歩いて働いていることが、この元気に繋がっているのだろう。

持ってきたシャボン玉で息子と遊びつつ。ふと見れば、生け垣の奥の方が伸び放題だった。近くに新しく買ったっぽい高枝切り鋏的なものもあったので、ならば切ろうかと手に取った。

持ってみると、思った以上に重いハサミ。長いので生け垣の向こう側まで届きはするのだが、支えるのが大変である。その上ハサミ部分はそんなに大きくないので、距離が遠いと狙いを定めて上手く挟めない。

とりあえず、手前のぴょこぴょこ伸びている部分をどうにかしないことには、奥の方が全く見えない。刈り込みバサミでシャキンシャキンと切り、奥への視界を多少良好にしてから再び長いハサミを持った。

細い枝はすんなり切れるものの、何本か、太くてなかなか切れないものもあった。最終的に無理やり切ったわけだが、新しそうなハサミ、壊れていないだろうか(薄くよく切れる鎌を無理やり使って刃こぼれさせまくった前科あり)。

汗だくになりながら、何とか終了。生け垣は綺麗になった。しかし肩から腕、手元の握る動作に使った辺りがだるい。おそらく筋肉痛になるだろう。

以前まではこの生け垣、主に祖母が刈っていたはずなのだが。私よりも15センチは背が低い祖母。どうやっていたのだろう。見た目元気とはいえ、やはり年々体はしんどくなってきているらしく。これから気付いたら、私もちょこちょこやらないとなぁ。

しかしいい運動になったし、普段使わないハサミを使うのも面白かった。実際にやってみるといろんなことがわかるし気付きがある。とりあえずあの生け垣は、もっと背を低く、厚さも薄くした方が、今後の維持管理がしやすそうである。生け垣に関すること、暇な時に調べてみよう。


ではまた明日。