田植えと子ども

無事田植えが終わった。私は主に家関係の仕事(食事の用意や洗濯物等)で、田んぼに入ってはいないのだが早くも筋肉痛の兆候が出はじめている。おそらく苗箱を洗った時だと思うが、これだけで筋肉痛になるなど、もっと鍛えないといけないなと思う。

田植えや稲刈りの時、いつも子どもと一緒に何度か田んぼを見に行くようにしている。1歳くらいの時はベビーカーに乗せて連れていったが、今は私の方が置いていかれる勢いで子どもは進んでいく。今年は3歳(もうすぐ4歳)ということで、今まで以上にいろんなものに興味を示していた。

カエルやアメンボ、蝶やトンボを捕まえようと追いかけ、田んぼの中に見えるカエルの卵には、「早くオタマジャクシ、生まれるといいんだけど」と言う。カラスノエンドウの豆を取りまくり、ニワゼキショウで花束を作る。

今回、最近にしては珍しく(?)オオバコを見つけたので相撲を教えてみた。しかし相撲するまでもなく割とすぐに茎が切れてしまい、あまり楽しめなかった。全体的に記憶にあるよりも茎が細く、しなやかさが無い。オオバコに似ていたけれど違う品種だったのか、元々このくらい切れやすいものだったのか。私が子どもの頃はオオバコはそこら中にあって、茎をちぎるのすら難しいものもあった気がしたのだが。最近は実家周辺を散歩しても見かけること自体が減ってしまった。茎も弱くなってしまったのか、違う品種だったのか、謎なのである。

田植えのために水を少し抜いた田んぼには、鳥の足跡や犬(?)の足跡もあった。何の幼虫かわからないが、青虫を見つけて息子は大はしゃぎ。

やはり自然は子どもにとって宝箱のようなもので、いろんな発見があるのだなと思う。公園もいいけれど、もっと自然の多いところにも行かなければなと思う。幸い我が子には実家があるので、実家に行った時にはもっと積極的に外に出よう。

息子は今回、私が洗った苗箱を持って行くという仕事もしてくれた。さすがにまだ田んぼに入っての作業はできないが、できそうなことを少しずつ任せていってもいいかなと思う。本人はやりたいようで、「もっと大きくなったら長靴はいて田植えする!」と意気込んでいる。

果たして小学生くらいまでそれが持続するのかは不明だが、できる機会があるならいろんな体験をすればいい。来年の田植えで息子はどんな体験をするのか。今から楽しみなのである。


ではまた明日。