えだまめ
息子が保育園で枝豆を植えた。無事芽が出てすくすく成長していくのを毎日飽きずに見ている。
土から芽が出てくる時、頭を下げた状態で出てくるわけだが、それを見て「元気がないね」と心配そうに見ていたのが面白かった。息子の中で、「頭を下げる=しょぼんとして元気がない」なのだろう。これは元気が無いわけじゃなくて、これから大きくなろうとむしろ元気いっぱい、生命力に溢れたの状態なのだが、それを上手く説明できなかった。いずれわかるかなと思うが、どう言うのが良かったのだろう。
登園時も降園時も枝豆の様子を見る息子。今のところ一番気になるのは、種である古い豆のようだ。私もまめの本を見るまで知らなかったが、古い豆も一緒に土の上に出てきて、一番土に近いところにパカッと広がっているんだな。ある程度葉っぱも出た後で息子が触ったらポロッと落ちてしまい、それ以来、「落ちちゃったねー」と毎回言っては落ちた豆を気にしている。事実を述べているだけなのか、罪悪感もあるのか、どちらなのだろう。
前から種は好きな方だった息子だが、枝豆を植えてからは更に、種に興味を持つようになった。「たねをうえる!」と言っては外に出た時に雑草の種を持って帰ってくる。しかし雑草を植えるのもな…と思っていたところで、思い出した。確か実家に、枝豆栽培キットがあったはずだと。
結婚するよりも前。おそらく7、8年前に何かのネタにとお店で売っていた枝豆栽培キットを買ってみた。結局植えないままずっと実家の自分の部屋にあったのだが、それを使ってみてはどうだろうか。
そんなに前の話だから、植えたところで芽は出ないかもしれない。しかしまぁ、うまくいかなかったらもっとちゃんとしたものを用意してみるとして、とりあえず植えてみてはどうだろう。
セットに入っているのは、小さな植木鉢と、網と土と種、それだけである。植木鉢の穴のところに網を敷き、土を入れる。土に穴をあけて種を入れ、土を被せれば完成である。
しかしこの穴をあける作業。息子は指が届く範囲いっぱいいっぱいまでぐりぐりと穴をあけていた。そんなに深い穴はいらない。しかし何度言っても深くなる。これも経験なのだろうか。
まだ植えて3日なので、何も変化は無い。うまく芽が出たらいいけれど、どうだろうな。
今回のが上手くいってもいかなくても、ベランダ栽培ができる植物を何か植えてみてもいいかなと思っている。「興味のあるものは興味のあるうちに!」今は栽培熱があるようなので、なるべくその芽を育てたいな。
ではまた明日。