大発見!(血管の話)
少し待ち時間があったので。何となくぼーっと手の甲を見ていた。
大人の手。子どもの頃よりは少し血管が浮き出てきているよなぁ。
ぼーっと眺めていると、何だか違和感。
ん?
んん?
もしかして手の血管って、左右対称じゃない!?
私の場合。左手は薬指の延長線上辺りに交差している血管が見えるのに、右手のその辺りはまっすぐ指に向かって伸びている血管しか見えない。
逆に右手の中指の延長線上には分かれた血管があるのに、左手には見えない。
もちろん、表面から全部が見えているわけじゃない。でもおそらく、表面に近くて太い血管が見えているのだろうし。毛細血管はともかく、太そうな血管でこんなに配置が違うものなの??
この身体で生きてきて40年。全然気付かなかった。ずっと勝手に手の血管って左右対称なんだと思ってた。
まぁ考えてみれば確かに。人間の身体って、左右対称なようでそうじゃないのである。1つしかない臓器はまん真ん中じゃなくてどちらかに寄っていると言うし、それに合わせて血管だって、当然左右対称じゃないだろう。
結局のところ必要な場所に血が行き渡ればいいわけで、その道がまっすぐだろうが曲がりくねっていようが、それは血管の好きにしてくれていいのである。
とはいえ手足は。ぱっと見何か左右対称っぽいではないか。
似たようなパーツが左右対称にあるのだから、中身だって左右対称っぽいではないかーー!
というのが、昨日一番の大発見で衝撃だった。
自分の身体なのに。全然知らないことはまだまだあるというか、知らないことだらけなのだろうなぁ。
それでも意識しない今もそれぞれが動いてくれて、こうして文章を考えてキーボードを打てているわけである。
ありがとう身体。身体ってすごい。
もう少し自分の身体のことをちゃんと知ろうかなと思った一日だった。
ではまた明日。