逆腹式呼吸

最近、眠りの質が悪いのが気になっていた。

決して寝付きが悪いわけではないのだけれど、ふっと目が覚めて時計を見たらまだ日付が変わってすらない、みたいな(私は基本的に息子と一緒に21時に寝る)。

一度起きてしまうと、その後なかなか眠れない。一応目を閉じているものの、深い眠りに入っていない気がする。それでも最初に眠れているので、日中眠くて仕方がないということは無いのだけれど、せっかく寝るなら起きる時間まで熟睡したいのである。睡眠大事。睡眠最高。おふとんは友達。

そんなわけで、安眠に関する本をちょこちょこ読んでみた。安眠に関する本はこれまで何冊も読んだことがあるので、結局どれもどこかで読んだような内容になってしまうのだけれど(それだけ安眠に関わる要素が決まっているということかもしれない)、そんな中でひとつだけ、初めて見るものがあった。それが

逆腹式呼吸

というものだ。
呼吸というものは、息を吸った時にお腹が膨らみ、息をはいた時にお腹がへこむ。そういうものだと思う。「逆」とつくのはつまり、それが逆になる。

息を吸った時にお腹をへこませ、息をはいた時にお腹を膨らませる。

そういう呼吸らしい。

これがまた、実際にやってみるととても難しいのだ。我々は小さい頃から、息を吸う時にお腹を膨らませろと、そう教えられているのである。その逆は、意識すればできないことは無いのだけれど、意識しないとなかなかできない。どころか意識していてもうっかり違うことをしている時がある。しかしこれで安眠できるというのなら、マスターしてみせようではないか!

そんなわけで、「難しいなぁ」と思いつつ布団に横になった後でやってみていたのだが。やり始めて3日。今の所、本来起きる予定の時間辺りまで寝られている。正確に言うと3時台に起きることはあるのだけれど、日付が変わる前ってことはない。

呼吸を意識して、他のことを考えないのが良いのではないかな?と思う。この呼吸に慣れてしまって他のことを考えられるようになった時にどうなるのかがちょっとわからないけれども、効果がある限りはしばらく続けてみようかな。

人間、余白が大事なのだ。余白から何かが生まれるのだ。呼吸を意識して考えない時間を作ってすっきり寝る。何か変わればいいかなぁと思う。


ではまた明日。