行ってみたいが溢れる「新しいメキシコ・ガイド」
先日、「新しいメキシコ・ガイド」と言うガイドブックが筑摩書房さんより発売されました。帯にもあるよう「洗練、伝統的、かわいくて、マジカル!」そんな言葉がぴったりのこのガイドブックです。
著者のお二人は、メキシコ在住のライターの長屋美保さんとブックデザイナーの福間優子さん。どちらもそれぞれの分野でご活躍の、センスも文化感度も高いお二人が組まれたと言うだけあり、流石のセレクトばかり。現地に長く住まわれてきた方と、旅で訪れる方の両方の視点を通じて見えるメキシコの世界は、これまでありそうでなかったのかもしれません。
特に印象的なのは、伝統的な建築や文化が残っているお隣で、モダンでオシャレなショップやレストラン等、次々にオープンしていくここ最近のメキシコの変化。
長く愛される老舗カフェやお菓子屋さんやマーケットにもやっぱり立ち寄りたいし、同時に新しい食文化やアート、手仕事、デザイナーさんのショップも気になってしまいます。
暫くメキシコへ足を運べていないけれど、たまには仕事ではなく、1旅行者としてこの本を片手にあちこち訪ねてみたい、そんなワクワクが溢れてくる素敵な一冊。旅の便利帳や食の用語集、移動に関する案内がついているのも旅行者に有難いですね。
メキシコを訪れたことがある人も無い人も、これまでのメキシコのイメージとは少し違う、「洗練、伝統的、かわいくて、マジカル!」なメキシコの世界に是非触れられてみてください。
「新しいメキシコ・ガイド」
メキシコシティ プエブラ オアハカ
筑摩書房
長屋美保 / 福間優子
長屋 美保(ながや・みほ):ラテンアメリカの文化に惹かれ、2007 年よりメキシコシティに在住。ライターとしてラテンの文化や社会を追いかける。メキシコシティで夫とともにアジア食堂を経営。http://mihonagaya.hatenablog.com/
福間 優子(ふくま・ゆうこ):デザイナー。料理本や暮らしにまつわる書籍の装幀、手帳やパッケージなど紙もの全般のデザインを手がける。メキシコの伝統と洗練とかわいらしさが混じった魅力にはまっている。instagram.com/yodel_hakase