#名盤
空中キャンプ/フィッシュマンズ【三文ディスクレビュー#14】
「空中キャンプ」ってどういう意味なのだろうか。
そんなことを考えながら聴いていた時には、このアルバムから沸き立つ浮遊感に支配されていた。
このまま、僕だけを、どこまでも遠くへ連れてってよ。
【作品情報】
空中キャンプ/フィッシュマンズ
1996年2月1日発売
HELP EVER HURT NEVER/藤井風【三文ディスクレビュー#13】
藤井風はこの時代を代表する音楽家の1人だ。
しかし、彼は決して気取ることはなく、それは岡山弁で紡がれる音楽の数々にも現れている。
20年代の音楽シーンの方向性を決定付ける、非常に重要な1枚だ。
【作品情報】
HELP EVER HURT NEVER/藤井風
2020年5月20日
ELEVEN FIRE CRACKERS/ELLEGARDEN【三文ディスクレビュー#11】
「破壊」という言葉が当てはまる1枚。
このアルバムを機にELLEGARDENは一気にシーンの最前線に立ち、同時に終焉へと向かっていく。
限界ギリギリで作られたELEVEN FIRE CRACKERSには、計り知れない重厚感がある。
【作品情報】
ELEVEN FIRE CRACKERS/ELLEGARDEN
2006年11月8日発売
Keeper Of The Flame/the HIATUS【三文ディスクレビュー#6】
乾きから、潤いへ。
東日本大震災を経て作られたこのアルバムを携えた全国ツアー、そして万感の武道館。
本当の意味でバンドになったthe HIATUSの4thアルバム。
【作品情報】
Keeper Of The Flame/the HIATUS
2014年3月26日発売
フェイクワンダーランド/きのこ帝国【三文ディスクレビュー#5】
開放的で内向的な不思議な作品。
轟音に乗せて奏でられる日常にある小さな幸せと痛み。
後世に語り継がれる、シューゲイザー/ポストロックの名盤。
【作品情報】
フェイクワンダーランド/きのこ帝国
2014年10月29日発売
若者たちへ/羊文学【三文ディスクレビュー#4】
これは爆音ではなく轟音だ。
そこに載る塩塚モエカの甘美な声。
国産シューゲイザーのニュースタンダードを築いた金字塔的一枚。
【作品情報】
若者たちへ/羊文学 2018年7月25日発売
アンテナ/くるり【三文ディスクレビュー#3】
アンテナのギターの音は、ザラついた、どこかダークな印象を受ける。
それなのに、何故こんなにも前に突き進むのような、太陽にも似た明るさを含んでいるのだろうか。
このアルバムと共に、裸足のままで、何も見えなくなるところまで、振り返ることなく。
【作品情報】
アンテナ/くるり 2004年3月10日発売