富士山に手が届きそうな「十国峠」(静岡県)
登山日:3月9日
今回は静岡県、岩戸山を経由して十国峠へのコース、集合場所は熱海駅です。
熱海駅前広場には無料の足湯(家康の湯)があり、天然温泉の「かけ流し足湯」だそうで、タオルを自販機で100円で売ってました。
熱海駅から登山口までタクシーでショートカットし、美味しいところだけを手短にサクッと頂いてきました。
岩戸山ハイキングコースは、なだらかで眠くなるほど歩きやすい山道です。しかもよく整備されています。今日も熱海市から委託を受けた工事業者の人が笹を刈って登山道の整備をしておりました。少しだけ急登をこなすと、岩戸山山頂に到着です。表示がないと山頂とは気が付かない狭い場所ですが、海の眺望は開けており、熱海市街地と相模湾を見下ろすことができました。岩戸山山頂から十国峠への道は石仏が多い古道で、湯河原と熱海への分岐を示す石仏と道標が一体となった「道標銘(どうひょうめい)」もありました。昔の旅人も歩いていたのですね。ハイキングコースの終点「姫の沢公園」で、春一番の強風を受けながらのランチタイムでした。
十国峠への登山道を登りながら、富士山が見えるか心配してましたが、雪化粧をした富士山がドド~ンと現れ、テンションMAXになる粋な演出でした。十国峠は、昔の国名で「伊豆」「駿河」「遠江」「甲斐」「信濃」「相模」「武蔵」「上総」「下総」「安房」の十国がここから見渡せたことに由来するそうです。眺望が素晴らしく、相模湾と駿河湾の両方が見られます。今日は相模湾側には、三原山、神津島まで見えていました。駿河湾側には去年、イベントで登った愛鷹山や沼津アルプスを望むことができました。富士山は今年は積雪が少なかったようですが先週、積雪があり綺麗な雪化粧で我々を迎えてくれました。富士山はいつ見ても美しいですね。
峠からの帰りも歩いて下山する予定でしたが、下山後のバス停までが遠回りになるため、ケーブルカーで下山しました。