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バルサがこの夏日本にやってくる??

4月20日に突如としてFCバルセロナが日本で親善試合を行うという話が飛び込んできました。


正式決定すれば2019年にチェルシー、ヴィッセル神戸と対戦したRakuten Cup以来の来日となります。


私はペップ・グアルディオラ監督が就任した08-09シーズンから応援しているバルサファンなのですが、あの時はコパアメリカと被りメッシを始めとした南米選手が不在そしてチケット代が高額だったこともあり観に行くのを断念したので今回は必ず行きたいところです。


以前まで楽天がメインスポンサーを務めていたこともあり、親善試合を日本で複数回行うとどこかの記事で読んだ気がするのですがCovid19の煽りを受け来日が不可能になりそのまま話が流れ、22-23シーズンからメインスポンサーがSpotifyに変更されました。

日本との直接的な接点がなくなり、国内でバルサを観るのは望み薄だからカンプノウに行く為に貯金しないとだな〜とぼんやり考えていたのでまさかこんなに早く訪れると報道があるとは思っていなかったので驚きです。


漸く海外チームが日本で試合ができるようになり昨年はパリサンジェルマンとASローマが試合を行いました。

今年も7月にマンチェスターシティ、バイエルンミュンヘン、セルティック、パリサンジェルマンという名だたる有名クラブが来日するのではないかと噂されていましてその中にバルセロナも候補に加わりました。



いつ来るのか

ただそれらの噂されてるクラブとバルサでは日程が異なります。スペインのスポーツ紙Mundo Deportivoによると6/4(日)に行われるラリーガ最終節セルタ戦後に飛行機に乗り日本入りするとのこと。
そのため試合日程は6/7(水)・6/10(土)・6/11(日)のうち1試合だと予想しています。 

その次の週は代表ウィークがありますが、EURO予選、ネーションズリーグが開催されます。ここに被せると主力選手が来れなくなるためリーグ終了後すぐの日程になるのかと思います。

プレシーズンマッチの意義は8月に開幕するシーズンに向けたチームの調整とファン層の拡大がメインですが、記事によると来日の目的はコパデルレイ敗退・UEFAヨーロッパリーグ(EL)の早期敗退による収入減の補填をするためということ。
そのため23-24シーズンの準備というより22-23シーズンの延長上の試合になると捉えられます。


21-22シーズン終了後にも同様のスケジュールでフレンドリーマッチをオーストラリアで開催しAリーグオールスターと対戦しました。

なぜ日本に来るのか

前述の通り楽天のスポンサー外れた後(KONAMIの契約も終了と報道されている)でも日本に来る話が持ち上がるのか。

勿論日本に多くのクレ(バルセロナのファン、サポーターの通称)がいることもありますが、やはりバルサのレジェンドであるアンドレス・イニエスタの存在が大きいでしょう。

ヴィッセル神戸との契約も再延長しない限り今シーズンで切れるということで、バルセロナとしてはチャビ監督と長年に渡りピッチで躍動したイニエスタに将来バルサに帰還して欲しいという話になるかもしれません。


先日バルサOBであるプジョルが神戸を訪れた様子をインスタに投稿していました。

記事の中でもイニエスタに試合実施を実現するために協力を要請していると書かれていたこともあり、プジョルを含めたチーム関係者が直接交渉を行った可能性もありますね。



さてクラブとしてカップ戦敗退の収入の補填を行いたいということですが、具体的にいくらになるのか調べてみました。(日本円表記)



まずはコパデルレイはレアルマドリードに敗れ準決勝敗退
準決勝敗退で得られる賞金額は7538万1271円


それ以降の賞金額
準決勝勝利  1億5076万2541円
準優勝    1億5076万2541円
優勝     3億152万5082円


そしてヨーロッパリーグではマンチェスターユナイテッドに敗れベスト32敗退
ベスト32の賞金額は7620万6806円


それ以降の賞金額
ベスト16              1億8176万5350円
ベスト8                2億7332万1230円
ベスト4                4億2681万1970円
準優勝     7億13万200円
優勝      13億1005万6930円


シーズン前には大型補強を行ったこともありコパデルレイは欲しかったタイトルでしたし、チャンピオンズリーグをトーナメントまで駒を進められなかったのは本当に痛手でした。



では日本で試合を開催することによってバルサはいくら収益をあげることができるのでしょうか。

1番のメインであるチケット収入を考えていきます。

チケット代をいくらに設定されるかは不透明ですが、昨年開催された試合の中からパリサンジェルマンvs川崎、ASローマvs横浜の2試合のチケット料金を比較。
両ゲームとも国立競技場で開催されました。

VIP席を除いたカテゴリー1〜6のチケット代の平均はパリサンジェルマンは16660円でASローマは8000円でした。
6万枚のチケットが売れた場合PSGは9億9960万円、ローマは4億8000万円収入を得ることが可能でした。
ASローマはEUROJAPANCUPという Jリーグが主催して大会だったのでチケット代が安く押さえられたという面もありますし、かたやPSGはメッシ、ネイマール、エムバペと言ったスター軍団と呼べる面子が揃っていたので強気な値段設定でした。

バルサの場合はJリーグ主催試合ではないためPSG寄りのチケットの値段設定が予想されますが、チケットが完売すれば中間の7億5000万円は収益を見込めるのではないでしょうか。
これを先程のヨーロッパリーグとコパデルレイの賞金に当てはめるとコパデルレイ優勝、ELベスト4進出で得られる賞金とほぼ同額の収入を得ることができカップ戦敗退による収入の補填という観点では十分合格点だと思います。


対戦相手候補



問題はマッチメイクと会場の確保です。
これが決まらない限りは先に進めません。がしかしJリーグは絶賛シーズン中で6/7(水)にはJ1、J2が登場する天皇杯2回戦があります。

チケット収入を考えると国立競技場、日産スタジアム、埼玉スタジアムなど6万人キャパが必須になるでしょう。
国立競技場のホームページを見るとその週はイベントがないので使用可能なはずです。

そして対戦相手はどこになるのか


①Jリーグチーム

第一候補に上がるのはやはりイニエスタが所属するヴィッセル神戸かと思います。

先程記述した通り水曜はノエビアスタジアムで天皇杯、週末はリーグ戦が入っています。それらのことから可能性はゼロに近いですが2チーム編成を組めば理論上可能です。
レアケースですが、2019年リバプールがクラブワールドカップとカラバオカップの日程が被った際に、カラバオカップを若手中心に構成しクラブW杯にトップチームを帯同させることによって試合を成立させました。

Jリーグの規約では

第59条【同日開催の制限〕
公式試合は、原則として、同一日に同ースタジアムで2試合以上行ってはならない。

Jリーグ規約



とあるので別会場を押さえることができればトップチームと2種登録の選手をミックスした2チームをそれぞれ派遣することはここだけを見ると可能です。(無茶)

しかしながら別の規約ではこのようなものが設けられています。


第68条〔有料試合の開催]
すべての有料試合は、事前にJリーグに所定の申請書を提出し、Jリーグおよび協会の承認を得なければ開催することができない。
前項の試合の開催日については、公式試合の日程が優先する。
第1項の開催申請書の提出期限は、試合が開催される月の3か月前の月の末日までとする。

第69条[外国チームとの試合等]
Jクラブが外国のサッカーチームと試合を行う場合は、試合の場所が国内であるか国外であるかにかかわらず、事前にJリーグおよび協会の承認を得なければならない。

第10条【興行等への参加禁止」
Jクラブ、選手、監督およびコーチは、事前にJリーグの承認を得ない限り、Jリーグ
または協会以外の第三者が主催するサッカーその他のスポーツの試合またはイベント等に参加してはならない。

Jリーグ規約


どれも今回の事例では重要な項目ですが、第68条と照らす合わせると
6月の2週目に試合を実施したい場合は3月末に提出しなければなりません。

はい、とっくに過ぎています。
報道が出てきたのが最近だったというだけで極秘で交渉を進めていたのであれば話は別ですが、この条件からして実現は難しそうです。



②海外チーム

国内クラブとの対戦ができないとなれば海外チームを呼ぶほかありません。
しかしながら多くのチームはオフに入るので6月に遠征して試合をしてくれるか難しいところです。


調べてみるとこのような報道が出ていました。

プレミアリーグに所属するブライトンが来日との報道が。
なんといってもデゼルビ監督就任後すっかり主力として定着した三笘が所属しており、Abemaで放送されていることもありブライトンのサッカーを観ている方も多いのではないでしょうか。

三笘効果で日本での注目度が高いブライトンとの対戦となればチケット争奪戦になりそうですね。
ビッグクラブに移籍の噂も出ているマクアリスターが見れたら嬉しいです。

ブライトンの来日条件としてFAカップ決勝進出した場合は日程上不可能でしたが、先日の準決勝で敗退してしまったため可能性は残されています。

同様に遠藤、伊藤、原口が所属するシュツットガルトの名前も上がっていました。バルセロナとは2年前に親善試合を行なっています。



③OB戦・オールスターゲーム

ウルトラCになりますがバルサのレジェンドとの親善試合があったらオールドファンも楽しめますね。

イニエスタはALLSTARS CLUBという会社のプロジェクトにも関わっているのでその繋がりからブッフォンなど豪華メンバーの試合が実現するかもしれません。






やってほしいこと


これからは個人的に実現して欲しいイベントを挙げていきます。


その1 ユニフォーム展開

22-23シーズンからバルセロナのメインパートナー及びオーディオストリーミングパートナーになったSpotify
Spotifyは音楽やポットキャストを配信している大手音楽ストリーミングサービスです。

音楽配信会社である利点を生かしアーティストとコラボレーションしたユニフォームを発表したことがありました。エル・クラシコではカナダ出身のラッパーDrakeとカタルーニャ出身のシンガーソングライターRosalíaに関連するロゴが入った特別仕様ユニフォームを着用。

こちらのユニフォームは1889枚限定販売されるなど話題になりました。

日本のアーティストとコラボレーションしたユニフォームが発表されたら多方面で注目を浴びそうです。因みにSpotifyで一番聞かれている日本人歌手はYOASOBIだそうです。
国立競技場で行われる試合はキックオフ前によくライブパフォーマンスがあることもありここら辺の展開を少し期待してます。

既に23-24シーズンのユニフォームの画像が出回っていますが、通常リリースされるのは6月上旬です。
日本で世界先行販売されたら嬉しいです。


その2公開練習

サッカーをやってる子どもたちにとっても海外のスター選手の練習を間近で観れるまたとないチャンスなので是非ともやってほしいですね。


その3サイン会

選手が契約更新や背番号変更など発表されるとバルセロナのオフィシャルショップでサイン会が開催されています。


数年前にドルトムントが来日した際にユニフォーム購入者向けにサイン会がららぽーと横浜やHMV&BOOKS SHIBUYAで行われたことがありました。
選手と交流してサインも貰えたら一生の宝物になりますね。



最後に

スペイン発の一つの記事から考察と妄想を繰り返していたら膨大な文章量になってしまいました。
ここまでつらつら書いた中言うのもなんですが、バルサ来日の可能性は高く見積もっても50%くらいかなぁとは思っています。Mundo Deportivoの一報以降情報が出てこないですし。でもやっぱりクレとしては日本に来てくれるならできる限りのサポートをしたいですね。
応援している海外のチームが来日するなんて生きている間に何回あるかわからないですからね。

続報を待ちましょう。


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