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ドイツに行ったら絶対食べたいあれこれ5選

こんにちは。本日もお読みくださりありがとうございます。ドイツ人夫と結婚して早23年、現在は東京在住のshinobuです。

ドイツと聞くと、まずソーセージのイメージですか?それともビール?定番はもちろんのこと、今回は私がドイツに帰国したらまず食べたいもの、私のお気に入りのドイツの食べ物について5つ紹介します。

まず最初にお伝えしておきたいこと、ドイツの正式名はドイツ連邦共和国と言いますが、そもそも中世の時代には400もの小国家に分かれていたドイツ。 地方分権の歴史が長く、現在は16の州に分かれています。そのため、地域によって食文化が違うことがまず大きな特徴。夫はバイエルン州出身で、私のドイツ料理と言えばその地域で主に食べられているもの。バイエルン州推し気味であること、ご了承くださいませ♪

①プレッツェル Pretzel 

pretzelではなくBrezenなのはニュルンベルクの方言

朝焼きたてのプレッツェル。香ばしい香りがあたりに広がって、きっと街中や駅ですぐに見つけられるはず。バイエルン州でも南の方、ミュンヘンあたりでよく食べられています。プレーンなもの、チーズを挟んだもの、ビザのようにとろけるチーズがのっているもの、サンドイッチのようにたくさんの具材が入っているもの、色々ありますが、私はバターが挟まれているのが好き(Butterpretzel)。ドイツの一般的なバターには塩が入ってないのですが、プレッツェルにシンプルに美味しいバターのコクが合わさって、めちゃ美味。私のイチオシです!

どれも美味しそう


②フライドポテト Pommes 

プールで食べるフライドポテト、好き

ドイツのフライドポテトってなぜこんなに美味しいんでしょう。ジャガイモの違い?揚げ油の違い?バターのような香りもするので、私の想像では一部ラードを使用しているのかな、と思います。レストランでお肉料理の付け合わせは?と聞かれたら、絶対フライドポテト。マクドナルドのような細いポテトよりもやや太いタイプが特に美味しい。それもほぼほぼどこでも山盛りで出てくるので、食いしん坊の私は嬉しくなっちゃうのです。一緒に食べるケチャップも私好み。Currywurst(カレーソーセージ)の付け合わせは必ずフライドポテトですが、カレーケチャップと一緒に食べるのも美味しいです!

Currywurst カレーソーセージも美味しい
地域に関係なくどこでも食べられます


③ケーキ Kuchen 

ケーキにフォークが刺されて出てくるのがドイツっぽい

ドイツでは朝食、昼食の次、3番目の食事と言われている、ケーキ。食事と言われる所以、日本のデザートのようなケーキとはちょっと違うんです。ドイツのケーキは生クリームを使ったものは殆どなく(それらはトルテと言う)、パン生地+フルーツやクワーク(グリークヨーグルトみたいなの)を使ったチーズケーキ、チョコだったりヘーゼルナッツが使われたややずっしりしたものが多いです。オーブン料理の多いドイツ、昔は週末になるとケーキを焼くという習慣があって、私もたくさんお義母さんからレシピを教わりました。

ルバーブのケーキ、お義母さんから教えてもらったレシピ

フルーツはそのまま食べるというよりも、ケーキに入れるのが主流で、りんごやいちご、さくらんぼ、プラム、ルバーブなど、自然そのままの果物が程よい酸味を加えてくれて一見小麦粉たっぷりな重たいケーキもたくさん食べれちゃう。それにドイツのケーキの良いところは、大きいこと!

おっきいからお腹が空いてないと全部食べれない、、、

食いしん坊の私には、とっても嬉しいサイズなのです!パン屋さんで売っているものも美味しいけれど、おすすめはおやつの時間にカフェでケーキ。どこのカフェもレベルの高い手作りケーキを揃えています。私はフルーツ系のケーキが特に好き、人がたくさん入っているカフェを狙ってみてください!

④サラダ Salat

このレタス的なものの下にたくさんのマリネ系サラダ

マイナーですみません。でも美味しいんです、とっても。ドイツ料理って基本的に野菜が少なくて、その代わりにメインディッシュの前にサラダが出でくることがあります。このサラダ、レタスなどの葉物野菜と何種類もの味の違うマリネサラダが組み合わさっていて、食べていて飽きないし美味しくて大好きで。メニューには色とりどりのサラダ付き、的なことしか書いていないから当たり外れがあるのが難点なのですが、「サラダ」だけのメニューも時々あります。大体はきゅうりのマリネ、キャロットのマリネ、キャベツのマリネが入っていて、上にトマトやレタスがのっていて。基本的にドレッシングの味も好み。フレンチドレッシング系かなぁ。

もやしにみえる、スプラウトも美味しい
中央にあるサラダは前菜なのに既に大きい、
このサイズ感はドイツならでは


⑤クヌーデル(クローセ) Knödel

まんまる、もちもち〜♡

このクヌーデルというニョッキのような食べ物、ジャガイモからできています。どうやら茹でたジャガイモと生ですりおろしたジャガイモを混ぜてモチモチにするらしい。そしてそれを丸めて茹でたものがこのクヌーデル。食感は桜餅のあの感じ、もちっとするのを楽しみつつ粒っぽい食感も楽しめる、そんな生地です。味はほとんどついていなくて、お肉料理のソースと一緒に食べるのが主流。真ん中にはバターでカリカリに焼いたクルトンが少し入っていて、これがあることで煮崩れしないのだそう。

お義母さんが作ってくれるロラーデン(牛肉ロールの煮込)とクヌーデル

これがお肉料理の炭水化物的な役割をしていて、これがとってもソースに合うんです。この場合はフライドポテトではなく、マッシュポテトでもない、茹でたジャガイモでもないし、ライスでもパスタでもない。クヌーデルがいちばん美味しい付け合わせだと私は思っています。ドイツ南部で主に食べられているようです。

日本でもこれを作って食べてみたい!と何度思ったことか、、、でもこれを最初から手作りするのって相当大変みたい。今は丸めて茹でればいいだけ、のインスタントが主流ですが、昔は全部作っていたのだそうです。ジャガイモではなくてパンで作るゼンメルクヌーデル(Semmelknödel)というものもあって、これはお家でも何度か作りましたが、やっぱりジャガイモのクヌーデルがいちばんです!

お義母さんとお揃いのドイツお料理本
1960年に出版されたものと同じもの、
クヌーデルも載ってました


番外編 イタリア料理

ドイツ料理を紹介しているのにイタリアン、すみません!でもドイツで食べるイタリアン、レベル高いです。なぜかというと、イタリア人がたくさん住んでいるから。EUのメリットのひとつ、EU内どの国に住むにもビザが不要。だからイタリア人だからってイタリアだけに住む必要はなくて、生活の基盤があればEU内どこでも移動が可能。なんて素敵〜、いいなぁ。というわけでドイツ南部は特にイタリア人が多くイタリア人が経営するレストランがたくさん。ジェラート屋さんもたくさん。本場のピザやパスタ、ジェラートなど、ドイツ料理に飽きたらお勧めです。


いかがでしたか?

ドイツ料理って豪快なものが多くて美味しいけれど食べ続けたらアジア人の私には重すぎるんですよね。ああ重すぎる…と感じたら、ぜひ私のアイデア取り入れてみてください!

今回もお読みくださりありがとうございました。


\ Zoomで本格ドイツ料理/ 
お義母さんから教わったレシピでつくる、
ドイツのお料理教室もやっています。
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