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かんがえこと-11 11.19
11.12(月)
なんとなくポジティブだったので料理とか、風呂そうじとか、今のうちにとばかりに全部やっつける。週末にイベントを控えているから気が張っているのか、きのう迷ったあげくに出かけたイベントで大汗かきかき話をきいて、結果行ってよかったし、それは前向きに作用したのかもしれない。
その昨日のイベントで買ったタバブックスの3冊セットに、「白エリと青エリ」というのがあって、中身はおたのしみだったからまさかの同じ名前に偶然を感じつつ、読み始める。
高校生のエリが家族の仕事やはたらき方を間近で見ながら、はたらくことについて考えている、という漫画。田中家は甘党であり、とにかく甘いものを食べるシーンが多く。カステラ、ドーナツ、クリスマスには2万円のケーキ・・・やはり働く体、かんがえる脳と心には、甘いものが必須なのだと確信する。
11.16(金)
急激な体形の変化というか、体の重さに納得できず、でも現実はこのとおりであり、とりあえず、2駅ほど歩く。
帰りには、仕事中に書いていたメモ、週末やること、来週の計画、本屋についてのあれこれをひっそりと書いていた紙切れを職場に置き忘れてきたようで、そわそわしている。
11.17(土)晴
美容室へ行く。何度もお願いしている人なのに、会話はともかく、髪型のイメージすら未だにうまく伝えられない。これからは「段は入れない」と覚える。
髪も軽くなり、天気も良いし、歩く。
夕方は明日のイベントの準備に、お世話になっているカフェへ行く。
先客がいるとどうしていいかわからず、話を聞いていないようでそれとなくあいづちを参加させてみたり、少しずつ少しずつ、自然に同化しようと試みる。結果みんな、良い人。
11.18(日)くもり
いよいよ、という感じでイベント当日。
本が目的で来た人はおらず、告知のむずかしさ、そもそもこちらの魅力の問題など、いろいろかんがえる。じぶんひとりではなんの力もないのだと、思い知るとはこういうことだと。
それでもたくさんの本がファミリーのもとへ旅立ったのはうれしく、じわっとくるものがある。
もう何年も、そこで客を待って、買っていくのを見る、というのがあたりまえになっていたけれど、売りたいと思うものほど、売るのはむずかしい。
ただ、本屋のあり方として、いつも行くところ、他の目的で行ったところになんか本屋がいて本と出会った、みたいな形にすごく意味があるような気がして、それだけでも、とても良かった。