星を解く　ケイロン（カイロン）の涙　〜現代に現れた神話のなかの神々〜

2025年2月5日 18:28

傷ついたヒーラー

恥辱
怒り
罪悪
孤独

傷は傷を呼ぶ
怒りは怒りを引き寄せる
恥辱と罪悪はこころを縛る
孤独は孤独を大きくする

しかし、怒りは慈悲に変質する。

小惑星キロン
ケンタウロス族の賢人ケイロン（カイロン）は、
おとめ座・いて座の元型です。
特に、いて座の神話とされています。

粗野で乱暴なケンタウロス族の中にあって、
ケイロン（カイロン）は学識優れ、天文学・占星術、自然、医学、数学など
さまざまな知識をもっていました。
それゆえ、ケンタウロスの王にして賢人といわれていました。
同族の半人半馬たちとは違い、山の中の洞窟でひとり瞑想に浸りながら、
孤独に暮らしていました。

そして、ケイロン（カイロン）は傷ついていました。
あるとき、ヘラクレスとケンタウロス族の間で争いごとがおこり、
その際、ヘラクレスが放った毒矢に誤って射られてしまったからです。
ケイロン（カイロン）は脚に治ることのない傷を負ってしまいました。
また、人と神のハーフの出自ゆえ、死ぬこともできません。

それでも、余りの苦痛ゆえ、ケイロン（カイロン）は死ぬことを、
切に望みました。
ちょうどその時、人間への愛ゆえに天界の火を盗んだ罪で囚われていた
プロメテウスがいました。彼は、天王星の神話的存在です。
ケイロン（カイロン）はプロメテウスの解放を願い、不死身の能力を譲り、
死を選びました。

さて、ケイロン（カイロン）が示唆することはなんでしょう？

続きは、また改めて！

星を解く ケイロン（カイロン）の涙 〜 現代に現れた神話のなかの神々 〜