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星を解く ケイロン(カイロン)ジェネレーション 〜 現代に現れた神話のなかの神々 〜
変容
死して生きる
内なる火 神聖な火を燈す
ホロスコープでは、小惑星キロンが位置する星座やハウスは、魂の傷を表し、肉体的にも問題を抱えやすい部位とされています。
では、ケイロン(カイロン)はどのように人生に現れるのでしょうか?
父と子の物語
ホロスコープがそれを語ってくれました。
1935年〜39年の間、1945年〜52年の間、
土星とキロンの配置は、緊張状態にありました。
土星は父親・クロノス。キロンはその息子・ケイロン(カイロン)です。
さらに両者は、1986年〜88年の間は対極に位置していました。
これらが示す社会的現象は、家庭での大黒柱的父親の不在と父と息子の分離・反目です。
妻レアの嫉妬と激怒から逃れるため、ケイロン(カイロン)の出産からも逃げ出したクロノスのように、上記に示された期間のホロスコープには、家族間の問題を抱えやすいことがみてとれるかもしれません。
強い妻、逃げ出す夫、火に油を注がれたように激怒する妻、さらに逃げ出す夫。
その間で困惑する子ども。現代社会でもありがちな光景です。
ところで、クロノスとケイロン(カイロン)。
父と息子の関係ではありますが、男性性全体の問題として捉えることができます。
ひとりの人間は両性で成り立っています。すると女性の場合、男性性の課題として現れるかもしれませんね。
父性を欠くとは、ルーツが分からない、アイディンティの欠落、存在意義が分からない状態を含みます。
魂が地球にグラウディングできない状態ともいえるでしょうか。
傷ついた魂は母なる地球に抱かれし、
母が産みだす清らかな水で傷を洗い、天にある太陽でそれを乾かし、力が漲るまで回復を待った。
太陽神アポロンと月の女神ディアナに養育された幼きケイロン(カイロン)を思い出します。
1951年から1989年の間、キロンと天王星は対極の配置にあったといいます。これは父の傷を癒すための世代間に通じる星の配置とされています。
天王星ウラノスは地球ガイアの夫であり、土星クロノスの父です。しかし、その暴虐さから息子クロノスによって粛清されました。ここにも父と息子の因縁がありました。
クロノスとケイロン(カイロン)
ウラノスとクロノス
父は息子であり、息子は父であり、
ひとつの流れ
歴史は繰り返される。
しかし、賢者ケイロン(カイロン)は、そうはなりませんでした。
傷は傷として見て、抱え、それを昇華しました。
天王星の神話的元型とされるプロメテウスの解放です。
最終的にケイロン(カイロン)は死ぬるわけですが、それまでの過程をみると、
両親に捨てられてもクサることなく、学び、実践し、王となり、賢者となる。
そして毒矢で射られ死を選び、プロメテウスの解放を願う。
父から受けた傷には、父と祖父の因縁・傷が含まれています。
ケイロン(カイロン)には、二重のオン。
しかし、それを昇華することで、それぞれの魂が解放されます。
自分も、父も、祖父も。
地球に近い方から、土星 → キロン → 天王星
この位置関係の意味が理解できます。
現代社会に戻ってみると、たくさんのケイロン(カイロン)の傷をみます。
それが家族間の因縁の再体験になっていることもあります。
では、ケイロン(カイロン)を見つけ、癒しましょう。
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