相鉄新横浜線CM制作記
こんにちは。青海です。
3月になり、少し暖かいと感じる日も出てきました。
さて、そんな2023年3月。
横浜で新たな鉄道路線が開業します。
最近話題の
「相鉄新横浜線」「東急新横浜線」です。
これらの路線は神奈川県内を走る「相模鉄道」と東京の南部に路線を延ばす「東急電鉄」が相互直通運転を行うべく敷設した路線です。
来る3月18日から両社の直通運転が開始、また東海道新幹線に接続する新横浜駅も開業します。
さて今回私は、新規開業区間のうちの南半分
「相鉄新横浜線」
の開業CMを制作しました。
この記事ではCMが出来るまでの過程を
①CM制作の経緯と方針
②選曲
③実際の撮影と編集
の3ステップで解説していきたいと思います。
①CM制作の経緯と方針
相鉄新横浜線は2019年に西谷〜羽沢横浜国大間が先行開業。
JR埼京線 新宿、池袋、大宮、川越方面へと直通運転を開始しました。
これにより、長年の悲願であった都心直通が実現し、相鉄線の利便性は大きく向上しました。
そしてこの春、遂に相鉄新横浜線は全線開業を果たし新横浜駅、そして東急線へと足を伸ばします。
「相鉄が遂に新横浜へ。」
このビッグイベントを自分なりに映像で表現したい。
このような想いからCMを制作することを決めました。
さて、CM制作で最初に当たった問題点が
【どのようなCMを作るか】
でした。
最初、自分の中では
①新横浜感を前面に出したCM
②とにかく疾走感溢れるカッコいいCM
という2つの案が出ていました。
②のイメージ↓
そんな中、大阪に住む友人からとある誘いを受けたのです。
それは
3月の終わり頃に横浜に遊びに行くんだけど、そのあとサンライズに乗って関西行かない?
というものでした。
この誘いに私は喜んで飛びつき、春の関西旅行が決定しました。
そして、一見関係が無さそうなこの誘いをきっかけに、3つ目のCMの制作案が浮上したのです。
それが
③関西を前面に出したCM
でした。
相鉄は前述した通り神奈川県の私鉄です。
しかし、今回の目玉は新横浜駅の開業。
すなわち東海道新幹線への接続です。
ならば、相鉄の新線のCMとは思えないほど吹っ飛んだ方針でやってみても良いのではないか、と考えたのです。
さらには開業はちょうど1年後。
「相鉄線から、春の関西へ。」
ちょうど関西地区の撮影を行うことが可能で、開業時期的にもぴったり過ぎるコンセプトでした。
さて、関西には京都、大阪、神戸という都市がそれぞれあります。コンセプトが決まり今度はどの都市を主題とするか決める段階へと入りました。
関西地区随一の都会、大阪?
風光明媚な古都、京都?
異国の文化香る港町、神戸?
ここは正直、すんなりと京都に決まりました。
何故なら、京都が一番桜のイメージが大きかったからです。
こうして
【京都を前面に出した相鉄のCM】
の制作が始まりました。
②選曲
次に選曲に取り掛かりました。
これも正直京都を撮影すると決めた時点で大体決まってはいましたが…。
今回使用した曲は
ARForestの「Fallen Blossom」
荘厳な曲調で、元々京都系の動画で使いたいと思いキープしていた曲です。
なんと自分でも予想外な相鉄のCMでの使用となりました。
③実際の撮影と編集
そして、2022年3月27日。
予定通り横浜22:15分発のサンライズ号で横浜を出発。
翌朝最初の停車駅である姫路を経由し、28日の10時ごろに嵐山へ。
渡月橋から撮影を開始し、あらかじめ選んだ計16箇所を2日間かけて撮影しました。
(どこを撮影したかは動画を見てからのお楽しみ^^)
有名な観光地から少し遠めの観光地まで、とにかく京都の魅力を詰め込むことを意識し撮影を行いました。
桜のカットも満開とは行かなかったものの複数箇所で撮影を行い春らしさを演出。
中には三十三間堂の千体千手観音など、撮影NGが発覚し急遽差し替えた場所もありましたが、無事2日間で必要カット数の撮影を完了することが出来ました。
そして帰宅後はすぐに京都部分の編集に取り掛かりました。
今回編集に用いたのは前作同様「VN」。
カラーグレーディングやスピードランプをVNで、テキスト入力などの最終的な編集はAviUtlで行いました。
CM前作↓
宣伝
ここまで読んでくださった方、有難う御座います。
最後に今回制作した映像と、参考にさせて頂いた映像を貼ってこの記事を締めたいと思います。
有難う御座いました!
制作した映像↓
参考にした映像作品↓