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12 NoteにNISSANノートと過ごした9年間を記す

 父のクルマはマーチでおしまい

 7年ほど走ったマーチは父のカーライフリタイヤにより終わりを告げました。
マーチってフィットとか他のコンパクトカーと比べると言うほど広くないし、荷室のアレンジも多彩ではありません。でもホントに便利でした。よく走ってくれました。
 見栄えの良い高価格車は数々あれど、我が家にジャストマッチ、これで十分です。これ以上何が必要でしょう、て感じでしたね。ドアを開けてもらってレッドカーペットの上を歩くことも生涯ありませんし。

 NISSANのMさんにまたもや丸投げ

 このとき別のクルマもあったのでもうマーチの代わりはいらないかな、とも
思いました。しかし年々体力が落ちていく両親を見ていると通院とかで乗りやすいクルマの必要性を感じて、またNISSANのMさんを訪ねました。

 NISSAN車は4台目です。別にNISSAN信者というわけではありません。

 昔からどこか2番手指向を持ち合わせているようです。ガッチャマンで言ったら大鷲のケンよりコンドルのジョー、ゴレンジャーだったら赤レンジャーより青レンジャーが好き。主人公ではない2番手ってどこか影があってクールに見えました。NISSANの人が聞くと褒められているのだか、けなされているのだか、怒られそうですけど。

 職場の上司との会話で、
 「あのさ、○○さん(私のこと)やっぱりさ、寄らば大樹だよ。クルマはトヨタ、家電はパナソニック、携帯はNTT、野球は巨人だよ、アハハ」って。

 僕は笑いながら聞いていましたが、Mさんと職場の上司は同級生、よく知っている者同士の間柄
 「Mさんから一台買ってあげてくださいよ」とだけ言っておきました。

 さて、Mさんからノートの提案がありました。親を病院に連れて行くにも使いやすいし、と。
 あちこち他のディーラー回ったり見積もり取ったりはもう面倒で、提案第一発目で契約しました。
 職場の子がノートを乗っていて、彼の地元のパチンコ店で二人揃って大勝ちしたとき乗せてもらったのが決め手となりました。どうでもイイってことですかね。

 道具として9年間乗りました。

 カルロス・ゴーン体制になりHONDAフィットに対抗すべく発売されたノート
1500ccの中間グレード、ミッションはCVTです。CVTにはなかなか馴染めませんでした。特に減速がうまく出来ず一年以上違和感をおぼえたものです。
 目新しさは特になくオシャレ感やカジュアル感は全くなかったですね。

 NISSANらしいと言えばそれまでですが。

 現行のハイブリッド車はかなり売れているみたいですね。でもどちらかというと中高年向きでクルマ好きの若い人はどう見ているのかな、GT-RもフェアレディZも所得の高い高齢者でないとそもそも買えないし。

 イイところも悪いところも感じないクルマでした。整備も法定点検だすだけ。壊れないし。クルマを趣味としない人には絶好のキャラだと思います。

 それでも飽きずに9年間乗り続けました。走行は5万キロ程度でトラブルはゼロ。
次のクルマを買う際の下取りに出したとき付いた査定額は「一万円」
 そんなもの? 9年間乗ったから?
 これが一万円だったら俺が買うわって。





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