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16 怪しさと遊園地
小さな遊園地が好き
先日書店で、「ディズニーランド攻略」といったような本を見かけました。もはや僕のような要領の悪い人間が下調べもせずに行くとおトクに遊べないらしい。夢のような世界もスマホを駆使しなければのんびり気分も味わえないようにも思えました。
首都圏でいうと豊島園、向ヶ丘遊園、ドリームランドなどそれこそ家族でお弁当を持って出かけた小中規模の遊園地が相次いで閉園しました。きっとみなさんのお住まい地域にも同じような事例があるのではないでしょうか。
地域にあるような昭和の遊園地に行くのが好きです。
(ここで脱線しますが「平成レトロ」という言葉を最近見かけました。ビックリ。)
少し錆びついた観覧車に乗ってゴンドラが頂点を過ぎだんだん降りてくるあの淋しさはどんな乗り物に乗っても味わうことはできませんよね。
あっ、失礼しました。今は「乗り物」ではなく「アトラクション」でしたっけ。
小さな遊園地の魅力として、上手な言葉が見つかりませんがその雰囲気の中にどこか「怪しさ」がある気がしてなりません。
刑事モノやアクション映画での犯人の追跡や潜伏の舞台にたびたび利用されています。
昔の見世物小屋だったりサーカス小屋だったりの娯楽場の雰囲気。少年探偵団が怪しい人物を尾行していったらサーカス小屋の近くで見失った、とかいうシチュエーションありありです。外国映画でもそういうのありますよね。
その洗練という言葉から少し間をおいた怪しさが小さな遊園地の魅力と僕は思うのです。