もうはたちなのだから大丈夫
変わり者の自覚のある私は、嫌われるのを恐れて、「あぁ彼は一般」、「彼女は常識人」と、幾度となく境界線を引いてきた。
自分がマイノリティ、サブ側にいると思い切ることで、マジョリティや、ポピュラーなものを遠ざけた。
大衆的なものと思ったら、それ以上理解しようとしなかった。
人に変わってる一面を見つけると、ひどく安心感を覚えた。
周りには見渡しても似たような人ばかり、狭い部屋の空気は美味しかった。
だけれどもう、そんなことばかりをしていてはいけないと気づく。
自分で自分の世界を狭めてはダメだ。
過信をしてはいけない。
サブだ、ポップだ、メジャーだ、インディーズだ、メインだ、マイノリティだ、言わず、私は全てを受け入れたい。
傷ついてもいいから向き合おう。
マリアのような寛容な心で、
どちらの良さも知っていたいと、
そう思えるように、やっとなれた。
色々な出会いと、思考のおかげで