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2024/1/28 tre主催LIVE「トレノバvol.2」


福岡県宗像市在住のシンガーソングライターのtre(トレ)と申します。

改めまして、1/28のtre主催LIVE「トレノバvol.2」へお越し下さいましてありがとうございました。そして、来たくても来れなかった方、「トレノバ」という存在を知ってくれていた方、気にかけていて下さった方も本当にありがとうございます。

取り急ぎの感想はX(旧Twitter)、インスタグラムの方でさせて頂きました。


こちらのnoteではゆっくりとこの日をことを振り返って行きます。
会場の雰囲気を少しでも感じて頂けると幸いです。


「トレノバ」とは

tre主催LIVE「トレノバvol.2」のフライヤー

treが年に一度livecafé&barアクアリウムにて開催する主催イベントです。

かつての繋がり、今の繋がり、これからの繋がりをモットーに開催しております。

この日のライブのセットリストを決める為に、この日の出演者を見つける為に、この日来てくれる人たちが楽しんでいただけるように、日々の音楽活動に勤しんでおります。

前回は昨年の1月に開催しました。この日も自分の中で最高のメンツになるようにお送りしました。

第一回目の「トレノバ」のフライヤー

この日も最高でした。弾き語り活動を復活して半年と少しで初主催でしたが、バンド時代、大学時代の繋がりも使って開催できました。各人の実力も申し分なく、確実にライブを作ってくれて本当に嬉しかったし楽しかったです。多様な音楽性、でもどこか親和性があるような部分、良い意味で「トレノバ」の基準となる1日でした。

「昨年を超えるような良いイベントにしたい」と思い、県外からも人を呼べるようにしたい、そんなことを考えて2023年を過ごしました。

その結果2023年は42本のライブをすることができました。

42本ライブの軌跡

楽しい一年だったし、大変な一年でもありましたが、その結果が今年の「トレノバ」で確実に表現できたと思います。

前置きが長くなりました。ここから当日の会場の雰囲気をお伝えして行こうと思います。

1.GIRASOUL(ジラソウル)

GIRASOUL(ジラソウル)


トロンボーンのGUN率いるジャズ、ボッサを演奏するバンド、GIRASOUL、今年で活動28年目。

赤間53clubで毎週金曜日に行われていた「金曜日は生演奏(通称金生)でブッキング、演奏をしていて、その時のご縁で繋がりました。

treの音楽面での師匠と言っても過言ではない人たちで、駆け出しの頃に本当に色んなことを叩き込んでくれました。

演奏が拙くても、ライブが全然上手くいかなくても、弾き語りを辞めてユニットをした時もバンドを始めた時も、諦めずにずっと呼んでくれた人たちでいつか何かを返せたらと考えていました。

2023年にまた会う機会が増えてきて、自分の主催を持つことが出来た事、この成長を是非観てほしいとのことでお声かけしたら2つ返事で了承を頂きました。

GIRASOULのステージ

GIRASOULのハットとネクタイは彼らにとっての正装で、その姿で来てくれた事が嬉しかったです。

アクアリウムで本格的なジャズが聴けた事も、会場の雰囲気を作ってくれた事も本当に良い師匠を持てて良かったと思えました。

「トップバッターには勿体無いよtre君」とお客様からお声を頂くくらい良いステージでした。確かにそうだ思いましたが、これから良いイベントになる事を予感させるそんな開幕でした。

2.井上瞬也(鳥取)

井上瞬也(鳥取)

筆島将太さんからの紹介で今回ご出演頂きました。

名前を教えて頂いてからすぐにYouTubeを調べてこの人が来るなら是非と返事させて頂きました。

「トレノバ」として、自分が生で観た事がない人が来るというのは新しい挑戦でもありましたが、筆島さんが紹介するなら間違いはない、不安よりも楽しみが勝るそんな形で当日を迎えました。

井上瞬也さんのステージ

ギターの出音、声の出し方、1発で会場の雰囲気を掴んでいました。はじめての会場でここまで音が作れることに感動を覚えました。

MCでの「鳥取では山や川に向かってしか歌ってません」の言葉は絶対に嘘だろうと思うくらいの技術、ステージング。ループステーションを使った曲の完成度の高さも楽曲の素晴らしさ、ギターの技術も本当に驚きしかありませんでした。

人柄の良さを感じるステージで会場を巻き込んでいる姿は本当に出演して頂いて良かったと思いました。

3.上田一輝

上田一輝

一番最初の出会いは、自分がアクアリウムに出演が決まって、紹介してくれた人のライブをアクアリウムに観に行っていた際の対バンの1人が上田さんでした。

熱量の凄さに圧倒されて、「こんな中で自分は戦っていかなければならないのか」と活力を貰った人でした。

はじめての対バンは2022年の12月のアクアリウムで、自分は深居優治カバーユニット「雨止まないね、」という透明ねおとのユニットで出演していたのですが、オリジナルを1曲した際に「オリジナルの方が良いよ」と言ってくれたことを覚えています。

間接的に県外との繋がりを作って下さったり、自身の主催に呼んでいただいたりと2023年のこの動きが出来たのも上田さんのおかげで、是非この日に来て頂きたいと出演をお願いしました。

上田一輝さんのステージ

「必ずイベントをぶった斬ってくれる」そんな期待を込めて3番手をお願いしました。

きっと初めて見るお客さんはギャップを感じてくれたと思います。良い意味でお客さんを裏切りたいという自分の思いを汲んでくれて、圧巻のステージを披露してくれました。

はっちゃけているように見えて、あのライブパフォーマンスは本当に音楽を愛していないと出来ない。ライブマンとして上田さんのライブを観て何も感じない人は居ないと思っていて、それを「トレノバ」で魅せてくれた事は本当にありがたかったです。

本当に上田さんを呼んで良かったと思いました。

4.珈奈

珈奈

彼女と会ったのはアクアリウムが最初でした。

2022年の夏頃、バー営業の時に会って少し話をして、ライブを観に行く約束をしたのを覚えています。

秋口の頃に彼女のライブを初めて観た時の衝撃は忘れもいません。とても2000円+1drinkで聴いていいような演奏じゃない、圧倒的な演奏とパフォーマンスでアクアリウムはつくづく恐ろしいところだなと思いましたし、オーナーのオカモトさんにも言った記憶があります。

あと彼女の人柄の良さ、謙虚さ、そして音楽に対する信念、是非トレノバに出てほしいと思いましたが、その時すでに1回目のトレノバの出演者は決めていたので、次にやる時に絶対に出て欲しいと1回目の前からvol.2の出演を打診しておりました。

珈奈さんのステージ

即興から始まった彼女のライブは静かに始まりました。上田さんの盛り上がりと対照的にグッと引き締めるライブで、グッと観客全員を引き込みました。

初めて観た時からずっと好きだった「花火」、「幽霊船」、そして「うちの猫」。

1人だけ女性で、1人だけ若いというプレッシャーがあったはずの中、世界観と存在感を思う存分に出してくれました。

音楽人としての意地、プライドをまじまじと見せつけてくれて本当に嬉しい限りでしたし、自分自身も身の引き締まるライブでした。

本当に出演を決めてくれてありがとうございました。

5.筆島将太(鳥取)

筆島将太(鳥取)

筆島さんとは島根県のライブハウス、松江AZTiC canovaで出会いました。2023年の6月に自分が周南RISEで対バンしたアキヤマヒロキさんの紹介で行った際に対バンさせて頂きました。

その日も本当に素敵な1日で、出演者皆様本当にカッコよくて優しくて、またこの人たちと一緒に音楽をしたいと思っていました。

その中でも筆島さんは、真っ直ぐに真摯に音楽と向き合っているイメージを持ちました。音楽性も素敵でいつか福岡に来てくれたらいいなと考えていました。

11月にアキヤマさんが福岡に来られたタイミングで、主催ライブの相談をした際に、「是非筆(筆島将太さん)に行って欲しい」との言葉で出演を打診させて頂きました。

筆島将太さんのステージ

最初のMCは本当に胸を打たれました。「また一緒にやりましょうと言って約束を果たすミュージシャンは本当に少ないけど、その中の1人がtre君だった。」こんな嬉しい言葉はなかったです。

筆島さんの曲は記憶に残っていて、対バンした時に聴いた曲をされた時は鳥肌が立ちました。遠い街で聴いた曲が自分のホームで聴ける、そして福岡のお客さんに聴いてもらえている、こんなに嬉しいことはないと思いました。

繊細に丁寧に一音一音を大切にするライブで、真っ直ぐに真摯に音楽に向き合っているその姿勢、ぜひ自分もモノにしてみたいと思いました。

改めてはるばる山陰より来て頂きありがとうございました。「トレノバ」というイベントがより高まるライブでした。

6.tre

tre

「トレノバvol.2」の最後を務めました。

本当に出番まであっという間で、主催でありながら、直前までお客さんとなって過ごしていました。

そして色んなことを思い出しながらライブを観ていました。GIRASOULにしごかれた日々、バンド時代、アクアリウムに来てからの日々、県外遠征を始めた頃の事。

緊張は思ったよりもなくて、でも緊張はあって、この状態の時の自分は良いライブをする、そんな確信もありました。

最高のバトンをもらってライブが出来ることが本当に幸せでした。

treのステージ

何かを変えたい。

2023年は色んな人々と色んなところでライブをさせて頂きましたが、秋頃から自分の中で「変わらなくてはいけない」と思うようになりました。

個を高める事をずっと考えて行動してきた中で、ストーリー性のあるライブ、世界観のあるライブをするために、何処かお客さんを置いてけぼりにしていないだろうかと今までの自分に疑問を持つようになりました。

それは今までの音楽活動を否定したいわけではなく、自分の中で縛っているもの、蔑ろにしているものをなんとかしたいという思いでした。

今回披露した新曲「夢は夢で終わらない」という曲。終わって改めて録音を聴いてみると自分に対して歌っているなと思いました。

生きる手応えを掴めないでいる
帰りたくなるよ、帰る場所もないのに
すれ違う人たちが恐くみえる
こんな臆病な私に居場所はあるの?

大丈夫、貴方ならばこの街と生きていける
悪いことは夢で、夢は夢で終わる
叫んでも伝わらない事
全部歌にしてここで歌えばいい

「夢は夢で終わらない」の1番

明るい曲調の曲で自分自身を納得させたかったんだと思います。悩みも葛藤もそのまま曲にしていたんだと思います。

この曲をライブですることは不安だったのですが、その後のアンコールでの「マウス」で奇跡が起きました。

曲の一節の「face to face」のところでコール&レスポンスが起きました。こんなこと初めてで、最初は戸惑って笑っちゃいましたが、同時に凄く嬉しくて「自分は何か変われるかもしれない」と思いました。

今回のセットリストを改めて書きます。

そうだこのまま(新曲)(インスト)
水の国へようこそ
雨が降っていた
夢は夢で終わらない(新曲)
街に人通り、君に会える

en.マウス

今回のコンセプトである「かつて、今、これから」を再現出来るようなセットリストにしました。

最後の拍手が本当に大きくて、2023年の精算と2024年の良いスタートになりました。この日のおかげでこれからも頑張っていけると思います。

最後に

全部を通して本当に良いライブでした。良いライブはあっという間に終わってしまうけど、今回も本当にあっという間でした。

改めて会場に足を運んで下さったお客様、自分を応援してくれている皆様、出演を決めて下さったミュージシャン様、トレノバに興味を持って下さった皆様、そして今の活動の基礎を作り上げてくれているlivecafé&barアクアリウム様、本当にありがとうございました。

2024年も昨年以上に勤しんで参ります。そして2025年のトレノバも良いライブが出来るようにまた駆け巡って参ります。

今後とも皆様treをご贔屓によろしくお願いします。

長くなりましたが、こちらで失礼致します。

本当にありがとうございました。

終演後の集合写真


from akama 53 club
tre
special thanks livecafé&bar アクアリウム



ライブ告知

2月のライブ予定

2月は5本ライブをさせて頂きます!

ミニツアーのような形になります。新しい場所もあります。

各詳細はこちら↓↓

広島ALMIGHTYにて
島根AZTiC canova にて
東郷BAR TAMARIBAにて
大名アクアリウムにて

是非皆様よろしくお願いします!

from akama 53 club
tre
special thanks livecafé&bar アクアリウム

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