水車が回る鍋島松濤公園の中では、時間もゆったりと回る。

画像1 鍋島松濤公園に行ったよ。前にいた会社の近くだったから、その頃よく訪ねたけど今回久々。鍋島って何? 調べたら江戸時代紀州徳川家のお屋敷が佐賀鍋島家に払い下げられたとのこと。苗字だったのね。最寄り駅は・・・井の頭線の神泉。徒歩3分くらいで到着。こんなに絶景なのに無料で入園できるなんて、ありがたいなー、初夏のひとときを過ごすにはとても贅沢な場所。
画像2 なんと言ってもこの水車が、白眉。渋谷区でも珍しい湧き水の池なんだって。その割には緑がかっていて私の好きな「スタンドバイミ―池」タイプ。カランコロンと回り続ける水車を見ていると、頭の中が良い具合にぼーっとしてきて弛緩脳になる。遊具エリアもあるから、そこで元気よく遊んでる子供たちの声が、耳に心地よく・・・。回る水車を見つめていると眠気が襲ってくるのは、何故だろう。この水車小屋は復元らしいけど、すっかりなじんでいるので違和感ゼロ。空の青と緑のコントラストも、くっきりすっきりで美しいです。
画像3 それほど広くもないのに、こんな高低差もあって楽しめる。高い所から、見下ろす池もなかなか絶景だと思うのですよ。ここだけ切り取ると、相当に広い敷地の公園に見えるけれど、ほど良い広さがちょっと休憩するには最適で、ところどころに置かれてるベンチは、ほぼ満席。特に池周りは皆様思い思いに寛いでいる感じです。
画像4 この季節に立ち寄れて、良かった! 大好きな紫陽花が見放題。紫陽花の花の色は、土によって変わるって言われてるけど、ピンクと青が彩りを競ってるかのように接近。しかも、花がたわわに咲き乱れて。雨が降ったならゆっさゆっさと音を立てて揺れそうじゃない?
画像5 フォトジェニックなものを見つけたよ。「I miss you 」の落書き。消え入りそうな水色で描かれたその文字は、書いた人の姿かたち、息づかいを思い描くと勝手に頭の中でストーリーが出来あがってしまう。いつもここを通る想い人へのメッセージ? 失恋してたまたま訪れたここに思わず描いてしまったの? 何かの撮影の演出の名残かも。筆記用具の特定が難しい、というところも想像力をかきたてる要素。和風の公園で、ひときわ目立った文字たちでした。思いがけなず、すてきな午後になりました。ありがとう。

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