ハービー山口さんの写真展では、いつもちょっと泣いちゃう。

画像1 新宿の北村写真機店で、ハービー山口さんの写真展が開かれています。FM横浜のハービーさんのラジオを毎週聴いている大ファンの私。もう何度も何度も写真展には伺っています。今回は50年分の作品の中からの出展とのことで、わくわくしながら向かいました。入り口には、ハービーさんの未来を決定づけたクラッシュのジョー・ストラマーをロンドンの地下鉄内で撮った一枚が。
画像2 私は、そのジョーの作品を持っていて、毎朝彼の笑顔を見る度に新しい一日が始まる喜びを噛みしめてるんだけど、それはハービーさんとジョーの気持ちが一つになったその瞬間が切り取られているからだと思う。私の一枚より大きいサイズだったのでジョーを満喫! 代官山アパートが取り壊される直前に撮った一連の作品も大好き。この「TOMMROW]と題された写真は、二人の背中からいつもエネルギーをもらっています。本当に未来に向けて走り出してるみたいでしょ? アパートは壊されてしまうけど、大丈夫明日に向かって走る! みたいな感じで。
画像3 あれ、マスクしてる人多いなー、と思ったらクレジットは2020年。コロナ禍での撮影だったのね。でも…マスクをしていても、皆笑顔。それがまたかえって涙腺滲んでしまう。ハービーさんによって引き出されたスマイル。いつも被写体とコミュニケーションを取りながら、シャッターを切るハービーさんは、たとえコロナ禍だとしても希望を持って、とメッセージしてくれているようで。そうやって私はいつもハービーさんに励まされてます。トークショーにもよくお邪魔をするのだけど、普通にふらっとギャラリーにいらっしゃる時も多々あって・・・。
画像4 そういう時、本当に気さくに話してくれて益々好きになっちゃう。この間は、大好きなジョーと大好きな寺山修司さんがテーブルに足を乗せているという共通点からセットになった写真を購入しました。これも、毎日見る度に「うちに来てくれてありがとう」という気分になる。ご本人にも言ったことがあるけれど、笑顔の写真など殆ど無い寺山さんの見たこともない笑顔を撮影しちゃうなんて、本当にすごいです。別の人かと思ったくらいの柔らかい表情だった。各時代の作品を一度に見ることが出来て、今回の展覧会はとても充実していました。
画像5 最後の一枚は、ヴィヴィアン・ウェストウッド! パンク全盛のロンドンにいたハービーさんだから撮れた一枚。私がヴィヴィアンのピアスをしていたらハービーさんが気づいてくれて、「僕はねー、今日これポール・スミスなの」とシャツだったか着ているものを教えてくれて、その感じとってもかわいらしくて今思い出してもニコッとしてしまう。そんなハービーさんの写真展は、いつでも行きたいの。9月27日までだって・・・。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?