目白庭園は、このクオリティで入場無料。出会えた偶然にありがとう。

画像1 目白駅を降りて歩いていたら、お屋敷風のたたずまい。公園? 豊島区立目白庭園だって。あら、入園無料? じゃ入っちゃお。でも、格式高そうなので恐る恐る。庭園内には、メンテナンスをしている人が何人もいらして、笑顔でご挨拶をしてくれる。その気さくな感じに安心して、中へと進んで行けたわけなんです。
画像2 あ、池。時が止まったような鏡のような水面。右手には、池に張り出した六角形の休憩所もあって、くつろいでいる方が見受けられ。池をぐるりと回ってみるけど、訪れている人も少なく、喧噪とは無縁の場所。こうして、無人の写真を何枚も撮れるくらいに人影まばらです。
画像3 重なる緑のその奥に、塔のようなものが見える。特に謂れはないみたいだけど、和風の雰囲気を演出するには、ぴったり。あるのとないのとじゃ、多分風景が全然違って見えると思う。手前のつつじの花の数も、多すぎずちょうど良い感じ。このアングル、後から見返したら思いのほか良い感じで、気に入ってます。
画像4 え…滝まであるの? 目を疑う。毎分3tも流れ落ちてるとのことだけど、風情満点。滝の周辺は、そこはかとなく涼しくて、小さな水煙もあがっていたよ。控えめな落下音も、周囲の静寂を乱さず完璧だな、うん。
画像5 茶道・華道・句会などに使える数寄屋造りの建物は、有料貸出施設。赤鳥庵って名前だよ。その由来を説明してくれるボード。庵からの池の眺めは、また格別だろうなーと思う。多分一番良い位置に建てられてると思われる。入ってみたいっ。
画像6 庭園の近所にあった説明書き。読んでみるとそうそうたる文豪が、「赤い鳥」に関わってたことがわかる。そもそも鈴木三重吉は、漱石門下だし。大正時代の香りが漂ってきそうな界隈で、予想外に時間旅行のような散策ができたよ。初夏を感じる充実のひととき、豊島区に、ありがとう。

いいなと思ったら応援しよう!