20代前半の夢と苦しみと
20代前半、大人には「若くていいね」と言われるけど、そうは思えない。
理想と現実に挟まれた苦しい年齢だと感じるから。
夢を追いかけることは難しいことである。
高校生の頃、私は何にでもなれると信じて疑わなかった。
なぜなら、私は努力ができるから。
でも、この年齢になると、この世の中は努力だけじゃどうにもならないことばかりであることに気付く。
どうにもならないことの代表は時間とお金である。
夢を追いかけるために与えられた時間は思ったよりも短い。
家庭を持つことを考えると私たちに残された時間は約10年。
23歳。高校卒業を卒業して5年。
「5年」で何者にもなれなかった私が、あと10年で何者かになれるのだろうか?
そして、夢を追いかけるには思ったより多くのお金が必要である。
例えば、大学の奨学金があるかないかは大きい。
奨学金がなければ、不安定な道を歩くことができる。
つまり、次のチャレンジができる。
海外の大学院に行ってみようか、なんてこともできる。
しかし、奨学金があれば、まずはそれを返済するために働かなくてはならない。
時間もお金もない私は自分のやりたいことと「人生の正解」に挟まれてやりたいことが分からなくなっている。
挟まれているとも言えるし、両方手に入れたいと思っている自分もいる。
自分の夢を追いかけながら、誰かと安定した関係を築きたい。
でも、そんなに器用じゃないし、そんな都合よくいかないから葛藤するんだけどね。
これだけの時間とこれだけの資金で夢は追いかけられるのか?
時間もお金もないからと言って、安定の道を歩いていいのか?
その道はワクワクするのか?
日々をこなすのに精一杯な大人にはなりたくない。
じゃあどんな大人になりたいの?
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