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「SIMULATIONごしょがわら2035」企画会議1「五所川原市の財政状況を知ろう」
■SIMULATIONごしょがわら企画会議スタート!
前回まで、「SIMULATIONごしょがわら」の開発に至る前段階として、今村寛さんの講座に参加したこと、参加者で振り返り会を実施したこと、完コピ体験会でメンバーを増やしたことまで書いてきました。
体験会から約2ヶ月後の2019年9月18日、いよいよ「SIMULATIONごしょがわら2035」企画会議がスタートしました。第1回目のテーマは、「五所川原市の財政状況を知ろう」というものです。
プロジェクト参加者が全員財政に詳しいわけではないですし、私自身もそうです。そこで、当時の財政課の係長にお願いし、財政状況のレクチャーを受けました。
当日は、新採用研修向け資料を使って、人口規模が近い他市との比較を交えながら、わかりやすく五所川原市の財政状況を解説していただきました。内容は下記のとおりです。
1.財政とは
2.平成31年度当初予算について
3.平成30年度決算について
4.市債について
5.健全化判断比率について
6.基金について
7.おわりに
その後は参加者からの質疑応答。主なものは下記のとおりです。
Q1.地方交付税はなぜ右肩下がりなのか
A1.合併算定替で段階的に減少している。来年度から一本算定となる。また、来年度は5年に1度の国勢調査があり、H27年の国調人口(55,181人)が更に減ることが確実。国調人口は交付税計算の基礎となっている。
Q2.義務的経費は何%?
A2.52.2%
Q3.お金は毎月借りてるの?
A3.年度末(3月、5月)に市債で借り入れする。一時借り入れは別で、カードローンのようなものとイメージしていただければよい。予算書に借り入れ限度額を記載している。
Q4.扶助費が右肩上がりとなっている要因は何?
A4.障害福祉サービス費、通所サービス費の増加。施設型給付費、保育の1号認定増加。
Q5.経常収支比率が高いが、減らす方法はあるのか?
A5.収入を増やすか、支出を減らすしかない。98.3%(当時)のうち、公債費26.8%、人件費17.9%、一部事務組合への繰出17.1%、特別会計への繰出10.7%。
でも、一番面白かったのは、本日のプログラム終了後の雑談時、皆さんのホンネが見えたフリートークでした(笑)
まずは当日の講師を務めてくれた、財政課の係長に感謝です!
■現時点での企画会議の予定
企画会議立ち上げ時、私の方からは今後の進行案を示しています。
第1回:「五所川原市の財政状況を知ろう」←本日
第2回:「2035年をイメージしてみよう その1」
第3回:「2035年をイメージしてみよう その2」
第4回:「ゲームの設定とゴールを決めよう」
第5回:「取捨選択する事業イベントを決めよう」
第6回:「SIMULATIONごしょがわら2035のシナリオを考えよう その1」
第7回:「SIMULATIONごしょがわら2035のシナリオを考えよう その2」
第8回:「SIMULATIONごしょがわら2035のシナリオを考えよう その3」
第9回:「試作版を作ろう その1」
第10回:「試作版を作ろう その2」
第11回:「SIMULATIONごしょがわら2035 体験会を開催しよう」
第12回:「体験会の感想をフィードバックし、Ver1を完成させよう その1」
第13回:「体験会の感想をフィードバックし、Ver1を完成させよう その2」
という案を立てたものの、その後新型コロナウイルスの影響でスケジュールが狂いまくることを、当時の私は知る由もありませんでした・・・(続く)