ポルトガルでのひとり旅のお話。 アヴェイロから二両のローカル列車に乗り、アゲダにひとりで向かっていた。その列車の中で、車掌さんとトラブルにあった。 そのときにポルトガル語で車掌さんと話を付けてくれたのが、ハタチのその子だった。そして彼女は私に、地元であるアゲダを案内すると言った。 アゲダに到着してから帰りの電車まで小一時間を、英語の殆ど話せない彼女と過ごした。彼女は一生懸命に英語で、彼女にとって私は初めての日本人で、アゲダに来てくれて嬉しいと伝えてくれた。 私の手を引