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【体験談】コロナ禍で日本からハワイに入国したときの話 【7月】

日本からハワイへの旅行はいつから行けるようになるのか?

2020年新型コロナウイルスの影響により、ハワイはもちろん、世界各国で出入国の制限をおこなう対策が行われています。

今回ロコタビではハワイオアフ島在住日本人「Emama」さんがお子さんと一緒に日本からハワイの自宅に帰るために羽田からロサンゼルス経由でハワイに入島した貴重な体験をご紹介します。

■この記事を書いてくれたロコ「Emama」さん

オアフ島の自宅に帰るために日本からハワイへ

1月から日本に一時帰国中だった私は、5月にハワイに戻る予定でした。
しかし新型コロナウイルスがあっという間に世界にひろがり、ハワイでは日本からの入国制限はありませんが(14日間の隔離あり)5月のチケットも欠航つづきでハワイに帰れる気がしませんでした。

日本から直行便を運航している航空会社がないため、現状ではアメリカ本土経由で入国する方法しかありません。

今回は、羽田からロサンゼルス経由でホノルルへ帰島しました。

羽田空港からロサンゼルス国際空港(LAX)へ

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ロサンゼルスまではアメリカン航空を利用しました。
羽田でチェックインをした時に、「熱や咳などの症状はないか」と言った簡単な質問が口頭で行われました。
カウンターは見ての通りガラガラでした。

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空港内は、一部飲食店以外はクローズしていました。
お水や軽食、子どもたちへのおやつなどは事前に購入しておくことをおすすめします。ブランドショップなんかもご覧の通りシャッターも閉まっていて閑散としています。

搭乗口前にあるベンチには、ソーシャルディスタンスを保つために使用できるシートと、使用できないシートがありました。

羽田からロサンゼルス行の飛行機へ搭乗

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飛行機の搭乗率は私の目で確認できる限り、4割ほどで、3席ある1つのブロックを自由に使える感じです。

機内ではブランケットや食事などは通常通りサービスを受けることができました。折に触れてソーシャルディスタンシングや、マスクの着用についてのアナウンスが機内放送で流れていました。

飛行機に乗るとき、降りるときは残念ながらソーシャルディスタンスは保たれているとは言えませんでしたが、満席ということもなく、飲食時以外はどの方もきちんとマスクを着用されていて、個人的には不安を感じることのないフライトでした。

アメリカ(ロサンゼルス)入国時のこと

いよいよアメリカへ入国です。
ドキドキして入国しましたが、PCR検査はもちろん、特に体温検査や体調チェックなどをすることもなく、通常通りに入国時に必要な手続きを終えて、入国審査の列に並ぶことができました。
ただ、並ぶと言っても人が少ない分、待ち時間はほぼなくスムーズに空港を出ることができました。

今回入国時に聞かれた質問は下記2点でした。
「日本にどのくらいいたのか?」
「家族はアメリカにいるのか?」


7月の時点で日本からアメリカの入国はとても簡単なように感じました。
カリフォルニア州はアメリカの中でも感染者が多く、もっと厳しいかと思っていましたが、空港内はマスクの着用こそ徹底されていたもののソーシャルディスタンスなどは曖昧で、コロナ対策としてはとても緩い印象を受けました。

ロサンゼルス国際空港(LAX)からハワイ(ホノルル)へ

ロスで荷物を受け取ったあとは、ロサンゼルス国際空港の国内線ターミナルへ移動。
今回のハワイ便はユナイテッド航空を利用しました。

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ターミナル内のお店は、コロナの関係で共通のドリンクマシーンを使って飲み物を提供することができないようで、カフェはクローズしていました。
売店や軽食のお店は通常通り開いていて、飲み物だけはペットボトルを購入するようなスタイルで営業されていました。

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どこの搭乗口にも上のようなコロナ予防を呼びかける掲示が。

ロサンゼルスからハワイ行きの飛行機に搭乗

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やっと飛行機に搭乗です。

飛行機内は2割ほどの搭乗率。家族連れが多くいました。

機内では、搭乗時に除菌シートが配られ、席に着くとペットボトルのお水とスナックが入った袋がひとつずつ配布されます。
ないかなーと思っていたブランケットの配布もありました。
みんなマスクをしていて徹底している感じ。

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またホノルル到着前に、違法な動植物を持ち込んでいないという宣誓書が家族ごとに1枚と、滞在場所など個人情報を報告する特別な宣誓書(mandatory travel declaration form)が成人ごとに、合わせて2種類が配布され、記入します。
持ち物の書類は機内で回収されますが、個人情報の書類は飛行機を降りたあと、空港職員に提出することになります。

こちらのフライトもCAさんが頻繁にゴミ回収にくるなど安心して過ごすことができました。

ダニエル・K・イノウエ国際空港 (ホノルル国際空港)到着時のこと

ハワイ(ホノルル)到着後は、軍隊の指揮のもと、勝手に席を立たずにソーシャルディスタンスを保ちながら5列ずつ降りるようにアナウンスが流れます。
緊張感が走ります。

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ロサンゼルス到着時とは違い、空港内で列がてきるところはきちんとソーシャルディスタンシングのためのテープが貼られていました。

この後、軍の方からの体温チェックがあり、滞在先などを確認するチェックポイントへ向かいます。

ここでは10名くらいの職員の方がカウンターで待機しており、先ほど機内で記入した宣誓書を提出します。
また、14日間の自己隔離命令が書かれた書類へサインを求められます。
「空港から直接滞在場所に直行すること」、「レストランやプールなどの共用スペースを利用しないこと」などの項目がありました。

きちんと記入、確認できた後にようやく空港をでることができました。

書類などの詳細はハワイ州政府ウェブサイトを確認してください。

自宅に到着!ハワイで14日間の隔離生活スタート

空港から自宅やホテルまでの移動では公共の交通機関はもちろんレンタカーも禁止されています。私は両親に頼み、自分の車を空港まで持ってきてもらっていたので大丈夫でした。

自宅に着いてからは、外出は許されず、食べ物や生活必需品などが必要になったときはドアまで誰かに運んでもらいながらの生活です。

隔離中はウェブサイト上での健康チェックや、ランダムでの電話、メッセージでの在宅確認が行われることになっています。

日本では外出に関して法的拘束力はありませんが、ハワイでは、違反した場合には5000ドル以下の罰金もしくは1年以下の禁固刑が科される場合があり、大変厳しくなっています。

実際にビーチで撮った写真をSNSにあげたり、近隣住民からの通報などによって処罰されたケースがあるようです。

とにかく、宣誓した通りに14日間はしっかり自己隔離するに尽きますね。

自己隔離について、よくある質問がまとめられていますのでハワイ州政府ウェブサイト(英語)を参照してみてください。

いつ日本から気軽にハワイに行けるようになるの?

前述した通り、現在は残念ながら日本からハワイへの直行便はありません。
そして本土経由で入国できたとしても、14日間の隔離生活はついてきます。
レンタカーも使えず旅の間ずっとホテルの部屋にいるのは現実的ではありません。
ではいつ頃ハワイの観光は再開されるのでしょうか?

ハワイ州の発表によると、9月1日から出発前後72時間以内に自費でコロナウイルス陰性の判定を受けた場合は14日間の隔離措置なしで観光できるようになるとのことですが、詳細はまだ決まっていないようです。

州の発表に伴い、各航空会社の直行便再開は、2020年7月時点では以下の通りに予定されています。
今後変更となる可能性も十分にあるので、随時航空会社公式ウェブサイトで確認してみてください。

JAL(日本航空)
羽田(※一部臨時便あり)、成田、関西、中部発 8月31日まで運休
※羽田発 8月1日、10日、20日、30日臨時便設定あり
日本航空ウェブサイト

ANA(全日空)
羽田、成田発 8月31日まで運休
全日空ウェブサイト

ハワイアン航空
羽田、成田、関西発 9月1日まで運休
新千歳発 8月30日まで運休
福岡発 8月31日まで運休
ハワイアン航空ウェブサイト

日本からハワイへの入島体験談まとめ

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私の場合は、コロナが流行する前の1月に日本に一時帰国していました。
もともとはハワイの自宅へは5月上旬に帰る予定でチケットを取っておりましたが、州の方針が何度も変わったことでハワイ行きのフライトは5回も欠航になってしまい、結局直行便を待たずして追加料金を支払い、ロサンゼルス経由で帰国しました。

今はやっとハワイの家族に会えて、とてもほっとしています。

一日でも早いコロナウイルスの終息と、今回は観光再開が延長されることなく、9月に観光が再開して美しいハワイを皆さんが楽しめることを心から祈るばかりです。

まだまだ世界各国コロナウイルスの影響がありますがどうぞみなさまお身体ご自愛ください。


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