【お土産話が集まるSlack】最大時差14時間、世界点在リモートワーク集団の実態
■美味しいお土産より、大事なのはオイシイお土産話?
“好きな場所・好きな時間で世界中で使えるWEBサービスの成長に参加”
この、トラベロコの募集要項にかいてある言葉。
この魔法の言葉は「働く場所、時間に囚われない」という意味ですが、同じ意味として「休暇をとるのも好きな場所、時間」という事です。
でも、「休暇をとるのも好きな場所、時間」って、よくよく思えばごく普通な事ですね。
トラベロコの「休暇をとるのも好きな場所、時間」という制度について、確実に変わっている部分と言えば、オフィスにお土産を買うのではなく『土産話をslackに投稿する』ということでしょうか。例えばこんな感じ・・・
▼2019年のお盆期間中の土産話投稿✍
「いや、、そんなお花畑な会社あるかよ、しかも休み中もSlack開くとかブラックかよ・・」って思われる方もいるかと思いますが、ご安心ください。
投稿するチャットの名前は「#zatsudan」です。
■雑談以外禁止の「#zatsudan」チャンネルの存在
お土産話を投稿するのはslackの中のこの☝「#zatsudan」チャンネルです。
「#zatsudan」チャンネルの目的は雑談をすること。そして、禁止事項は「仕事の話をすること」
そのため、平日も休日もここはなにかと動いてて、顔を合わせないチームにおいて、このような一見意味のない行動がとても重要な役割を果たしていると、最近なんとなく感じています。
離れて働いてるくせに、その人の趣味嗜好だったりどういう家に住んでいるとか、好きな食べ物や今日起きたハプニングとか通院の事とか、なんだかんだ知っているのはこのチャンネルがあるからなのかなと思ったり、思わなかったり、使う絵文字の傾向なんかも無意識に分析してしまってることもあるかもです←
■世界中に散らばったスタッフが1つのサービスを運営
※この言葉の真相はこちら⤵
このワクワクする言葉は、一見して「楽しそう」というイメージが先に浮かぶかと思います。しかし、バラバラな時間軸で複数の人達が同じ方向を見つめる事は結構難しいです。
私達は日々、顔を合わさないオンラインコミュニケーションの中で世界中で使われるシステム「ロコタビ」を作り上げています。日々予想しない事態が起きますが、その時に「迅速な対応フロー」や「完璧なマニュアル」よりも大切な事があると考えています。
それは「日々のコミュニケーション」。
見えない相手にどう伝えたらこの事態をすぐに分かってくれるかを考える材料として「日々のコミュニケーション」が役に立つと感じています。これは言葉で表せない、リモート集団を経験した人にこそわかるものではないかと思っています。
「雑談の大切さ」を感じながらも今まで「業務中は余計な事は話してはいけない」という固定概念に縛られていた方、トラベロコでは「雑談の大切さ」を尊重していますので固定概念を壊すきっかけにしてくれたら嬉しいです。