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32歳で初めて本格的に本を読み始めた話

お恥ずかしながら、本を読むのが好きではなくて随分と長い間読書から遠い人生を歩んできました。
建築雑誌や建築関連の本は学生時代は読んでいましたが、たまーに読む程度。
社会人になってからは、忙しさにかこつけて全くでした。

今年に入って、話が面白いなと思った方のオススメの本が気になって読み始めてから、本ってすごい面白いじゃん!って思うようになったんです。
それから毎日ちょこちょこ読むようになり、読み終わったらノートに箇条書きで感想を書くことにしました。
実は父が大の読書家で、家が図書館レベルで本棚だらけ(祖父母の家やストレージにまで本がある笑)だったのに、これまでその本を読もうと思わなかった自分が信じられないです。笑
今は父の本棚から面白そうな本を探して読んだりもしています。

そんなこんなでジャンル問わず本を読んでいるのですが、不思議で大切な体験をしたのでここに残したいと思います。
亡くなった尊敬していた方が寄稿されていた文章をたまたま読む機会がありました。
その文章を読むと、頭の中で文字がその方の声で変換され、その方が話しているように感じたのです。
文章を通して、筆者に出会えた感覚がありました。
本というのは筆者と読者をつなげる、遠く離れていても本を通してまた出会えるんだと思いました。

そして最近読んだ本の中で
自分が本を読んでいて感じていたことはまさにこれだと思いました。

P53 本を読むと、いわゆる成功からはむしろ遠ざかるように思うんです。本はわたしたちを誰かの前や上には立たせてくれません。その代わり、そばに立てるようにしてくれる気がします。
P55 本は、なんというか、記憶に残るもよではなくて、身体に残るものだとよく思うんです。(中略)記憶に残っていないある文章が、ある物語が、選択の岐路に立った自分を後押ししてくれている気がするんです。何かを選択するとき、その根底にらたいてい自分がそれまでに読んだ本があるということです。

ようこそ、ヒュナム洞書店へ

いつもは旅行関連の投稿をしていますが、本の話でした。
文章力が皆無ですが、いつか本の感想なんかもつぶやきで載せられたらなあと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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