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突然の旅立ち

幼い頃からお世話になった能登にいる伯父の突然の訃報。
葬儀に駆けつけることができなかったため、落ち着いた頃を見計らって弔問に伺うことにしました。

2023. 2.20

この日は日中用事があり夜から北海道へ行く予定でしたが日中の予定をキャンセルして能登へ向かいました。
急なことでしたがANAのマイルと株主優待券があったので出費はかなり抑えることができました。
羽田から能登ゆきNH747便で出発し、能登空港からは予約しておいた乗合のふるさとタクシーに乗って能登町へ。
ふるさとタクシーは前日までの予約で空港からの利用が無料になるキャンペーンをやっていて無料で乗ることができました。
乗合のふるさとタクシーですが乗客は自分だけでした。
鵜川口バス停でふるさとタクシーを降りて、親戚宅へ行く前に鵜川駅跡に寄ってみました。

鵜川駅跡

かつてこの地にはのと鉄道能登線(穴水~蛸島)が通っていましたが2005年廃止に。
能登線があった頃は能登空港もなかったので能登線に乗って来ていました。
廃線からかなり経ちますが鵜川駅は国鉄時代と変わらない姿でたたずんでいました。
幼い頃能登に来たときはいつも鵜川駅で列車を眺めていて駅員さんによく遊んでもらいました。
あるとき駅長さんが出札窓口に座らせてくれて、きっぷがびっしり入った乗車券箱を目の前にしたときは心がときめいたのを今でも覚えています。
そんな思い出深い鵜川駅をあとにして親戚宅へ向かいます。

弔問

親戚宅に着くと鵜川の他の親戚はともかくなぜか珠洲にいる親戚もいてびっくり。
弔問に伺うことは伝えてあったので合わせて来てくれたのかもしれません。
こういうときでもないと親戚みんなに会えないのは少し寂しい気もしますが仕方ないですね。
親戚が揃ったところでお経をあげ一同手を合わせました。
小学校6年生のとき初めて1人旅をしたときの目的地は能登で、その後も学生時代は何度も泊まりに来て伯父には本当にお世話になりました。
安らかに…。

食事へ

親戚からこの後どうするのか聞かれたので宇出津と穴水に寄って羽田乗り継ぎで札幌へ行くと伝えたところ、みんなで宇出津にお寿司食べに行かないかと誘われたので行くことにしました。
元々宇出津にはお寿司を食べに行くつもりで、しかも行こうと思っていたお店に行くというのでちょうどよかったです。
そんなわけでやってきたのは「もりもり寿司能登総本店」です。
場所はかつての能登線藤波駅と宇出津駅の間くらいのところ。

もりもり寿司能登総本店

ここで回転寿司って人が入るのかなと思っていたけど思いのほか席は埋まっていて地元の人にも人気があるようです。
聞いた話ではもりもり寿司の社長さんが能登町の出身で能登町にも出店したとのこと。
席につくなり親戚からは「ご馳走するから遠慮しないでたくさん食べて」と言われ、あれも食べなこれも食べなでじゃんじゃん注文入れられて何をどれだけ頼んだのかわからず困惑…(笑)
食べなきゃ帰さないくらいの勢いというか親戚からの圧がすごい…。。。

北陸らしいネタの数々

何だかんだで15皿ほどやっつけたにも関わらず「それだけじゃ足りないでしょ」「もっと注文しないと!」って美味しいけどそんなに食べられないって…(困)

ガスエビが美味しかった

どうにかこうにか親戚にはこれで勘弁してもらいました。
いやお腹パンパンです。

大脇昆布

お腹いっぱいになりましたが穴水へ向かうバスまではまだ時間があるということで、親戚がトーストにかけて食べる昆布を売っている店があるからそこ行ってみる?と言うので行ってみることに。
「大脇昆布」というお店で若いご夫婦で営業されていて何度かメディアでも紹介されているようです。
「トーストにかけて食べるこんぶ」と「梅しそとろろ昆布ふりかけ」があり、小さい瓶なのでせっかくなので何本か買って帰ろうと思ったらなぜか親戚が大量に注文。
そしてお土産だから持って帰ってと10本も渡される…。
まるで仕入れみたいになってしまったけど親戚からの気持ちだからありがたく頂いて帰ることにしました。

梅しそとろろ昆布ふりかけと
トーストにかけて食べるこんぶ

荷物がえらいことになりましたが、親戚に能登町役場前のバス停まで送ってもらいました。
今度は葬式以外でね!とここで親戚とはお別れです。

宇出津駅跡

バスが来るまで少し時間があったので役場裏の宇出津駅跡へ行ってみました。

宇出津駅跡

ここに駅があった痕跡はほとんどありませんが駅名板と腕木式信号機のモニュメントがここに駅があったことを伝えています。
奥に見えるトンネルは能登線の第2宇出津隧道で入口には「よ」と書かれています。
これは能登線の起点である穴水駅から49あるトンネルにいろは順(49番目は「すず」)に付けられていて、事故が発生した際にその場所を正確に伝えるために付けられたと言われています。
「よ」ということは穴水駅から15番目のトンネルということになります。

穴水へ

能登町役場前からは珠洲から来た穴水駅前ゆき特急バスに乗りますが特急バスとは言うものの普通の路線バスで、のと里山空港で金沢駅西口ゆきの特急バスに接続していて本数が少ないもののそれなりに利便性は確保されています。
他の乗客は全員のと里山空港で降りてしまい穴水駅前まで乗ったのは自分だけでした。
穴水駅隣の道の駅で大好物のいも菓子を仕入れて、輪島駅前ゆきの路線バスでのと里山空港へ向かいます。

輪島駅前ゆきの路線バス

のと里山空港から羽田乗り継ぎで新千歳空港へ行きますがここからが大変なことに…。
(つづく)

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