すいかの切り方、種が気にならないコツ
夏においしいスイカ。本格的なシーズンはまだ先ですが、スーパーに並びはじめたので今日はスイカの切り方のコツ。
写真のスイカは小玉ですが、大玉スイカでも要領は同じ。つい櫛形にするために縦に切ってしまいがちだと思います。
ところがスイカは横に切るのがオススメ。
その理由は種の位置がわかるから。スイカの種は放射線状に直線的に並んでいます。つまり、今、見えている種の下に並んでいるのです。
種の部分に包丁を入れます。
さらに種の位置にあわせて包丁を入れていきます。
4分の1のすいかから大きい欠片が2個と小さい欠片が2個とれます。これを繰り返すだけ。
あとはスイカの種を箸やピンセットなどを使って取りのぞきます。
出来上がり。写真を見ると手前に1個だけ種が残っていますが、基本的にはこの切り方であれば種が除去できます。口から種を出すのも嫌ですし、その種の置き場にも困るので(懐紙で種入れをつくるという作法はありますが)水菓子としてテーブルに出す時は種を除去しておきたいもの。
おいしいスイカの見分け方は? と時々、質問されるのですが、JAを通しているスイカはみんなおいしいはずです。その理由は選果工程にあります。実はこのスイカ、自分で栽培したり、畑に行くとわかるのですが、必ずおいしいものとそうでないものができます。なので、昔は当たり外れがあるのが当たり前の果物でした。
その頃はスイカを叩いて判別する名人が各地に一人はいた、と聞きますが、現在は光センサーや非破壊糖度検査をはじめとした測定技術の発達で、安定したスイカだけを市場に供給しています。というわけでスイカは昔より確実においしくなっているのですが、逆に消費量は右肩下がり。高齢化など理由は色々と考えられますが、食べることで生産地を支えることができます。
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