ドライマンゴーとニンジンのラペ
日持ちするニンジンでつくるキャロットラペはサラダの定番。レーズンを入れるのが定番ですが、味はいいもののニンジンとの絡みが悪く、皿の下に残ってしまいがち。味的に一番相性がいいのはドライクランベリーなのですが、レーズンと同じ問題点があります。アプリコットも試しましたが、ニンジンよりも風味が強いので、除外。結果として一番、理にかなっていたのがドライマンゴーでした。
材料
ニンジン1本(180g)
ドライマンゴー30g
オリーブオイル大さじ1+1/2
ワインビネガー 小さじ1
塩2g
パセリのみじん切り 少々
ドライマンゴーの品質はピンきり。これは100円ローソンの安いものですが、高いドライマンゴーはやはりそれなりにおいしいようです。しかし、高いものは切りづらいという弱点もあるので、適当に選びましょう。
ニンジンは千切り、ドライマンゴーも同様に千切りにします。写真は手切りですが、楽なのはスライサーを使うこと。
この貝印の千切り器はなかなか優秀でした。これ、いわゆる沖縄のシリシリ器ですね。チーズのおろし金をつかうと断面がザラザラになってドレッシングが絡むという意見もありますが、舌触りや日持ちを考えると断然スライサーか手切りです。
この千切り器の弱点はニンジンの色素で白い本体が染まってしまうこと。太陽光にあてるときれいになるのですが、色移りしにくい素材を使うなど改良の余地はありそうです。
こちらは千切り器を使いました。やっぱ、千切り器のほうがきれいですね。すべての材料を混ぜ合わせたら保存容器に入れて、冷蔵庫で一晩。そのあいだにニンジンから水気が出て、それをドライマンゴーが吸ってやわらかでとろりとした食感になります。すぐに食べてもいいのですが、ぜひ一晩お待ち下さい。
出来がりの状態がこちら。仕上げにパセリのみじん切りを振っています。マンゴーとニンジンの形状が揃っているので、きちんと同時に口に入ります。大根の千切りでナマスをつくるときに干し柿を入れたりしますがあれと同じで果物の甘みがあるとバランスがとれるんです。口に入る食材の粒子を揃えるのは中国料理的な発想ですね。このレシピ、ツイッターにも書いたのですが、noteにも載せておきました。