バーニャカウダソースのレシピ
にんにくとアンチョビのディップを生野菜につけて食べる人気のイタリア料理、バーニャカウダ。日本では年中提供されていますが、ピエモンテ州では冬に食べる料理で「夏に食べるのはおかしい」という意見も。食に保守的なイタリア人らしいですが、日本で言うなら鍋焼きうどんを夏に食べるみたいな感覚に近いのでしょうか。
バーニャカウダソースには様々な作り方があり、決まったものはありません。基本の材料はオリーブオイル、アンチョビ、にんにくの三種。ぼくのバーニャカウダソースは牛乳で煮たにんにくをベースにした、なめらかなソースに仕立てるスタイル。ハムのような肉、あるいはトーストしたパンにもあいます。
にんにく 2個
牛乳 100cc+100cc+200cc
アンチョビ 1缶(35g〜40g)
EXオリーブオイル 40cc
パン粉 大さじ1
レモン汁 小さじ2
にんにくは皮を剥いて、芯をとりのぞきます。重さとしては70g〜80gくらいが目安。
小鍋ににんにく、水100ccと牛乳100ccを入れて中火にかけます。
沸いたら弱火に落として30秒間加熱し、茹でこぼします。にんにくの香りをマイルドにするための処理です。
この作業をもう一度繰り返します。
さて、本加熱です。牛乳1カップを加えて火にかけ(今度は水で薄めない)弱火でことことと煮込んでいきます。加熱時間は10分〜15分。
しっかりとやわらかくなるまで火を通しましょう。
ミキサーを使ってますが、ハンドミキサーのほうが楽です。さきほどの牛乳とにんにく、アンチョビ(缶のなかの油ごと加えて大丈夫です)、パン粉を加えてミキシングします。
オリーブオイルを少しずつ加えて、混ぜていきます。仕上げにレモン汁で味を整えれば完成です。
加熱時間によってはこの写真のようにかなり濃厚になってしまうので、使う直前に牛乳(または水)を加えて濃度を調整します。冷蔵庫で保存する場合は水分少なめのほうが長く持ちます。
常温で使ってもおいしいソースです。
熱いソースに常温の野菜という組み合わせが新鮮なのがバーニャカウダ。春キャベツや浅葱が最高に合うので、今の時期にいい料理ですね。
撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!