グリーンピースの温冷スープの作り方
エル・ブジが開発したHot and coldのテクニックです。懐かしい感じが出てきた今こそ、使うタイミングか、と思います。
冷凍グリーンピース 120g
水 300ml
塩 2g
ミントの葉 3枚(Opition)
本家のレシピも冷凍グリーンピースを使ったものです。違う点はミントの量が少ないこと。また、オリジナルバージョンには冷たい部分にだけミントの風味をつけていますが、今回は同じスープを温冷にわけています。
冷凍グリーンピースですが、ポイントが一つ。霜がついている場合は水道のお湯で洗っておくと雑味が出ません。
水とグリーンピースを鍋に入れて、火にかけます。
ミントの葉を入れるとぐっと爽やかさが出ます。豆とミントは欧米圏では定番の組み合わせ。
滑らかになるまでミキサーにかけます。
2/3を氷水で冷やし、さらに冷蔵庫で5℃まで冷やします。
で、層にするためにはこんなカクテル用の道具を使うのですが、さすがにこのためだけに購入するのは気がひけるので、今回はピンポン玉で代用することにしましょう。
用意する道具は竹串とピンポン玉、それに電動ドリルです。
ピンポン玉に穴をあけて竹串を挿せば準備完了。
まずグラスに冷たいグリーンピースのスープを注ぎます。
残りの100mlのグリーンピーススープを65℃まで温めたら……。
ピンポン玉の上からゆっくりと注ぎましょう。
ピンポン玉を引き抜けば盛り付け完了。揺らさないように提供します。
一気に飲むとはじめは温かく、やがて冷たい液体が口に入ってきます。温度によって豆の甘みやうま味の感じ方が違うので、驚きがあるはず。この温度差を味わう、というコンセプトを発展させたものにイギリスのヘストン・ブルメンタール(Fat Duck)の『Hot and cold Tea』という料理があります。グリーンピースのスープは上下、あるいは時間差で温冷を体験させるものですが、『Hot and cold Tea』は右左で温度が違う、という料理。温度を変えるだけでも色々と遊べるものですね。
撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!