コーンスープ キャラメルポップコーン添えの作り方
今日はコーンスープの作り方をご紹介します。インスタントに慣れた人でも生のとうもろこしからつくるスープの美味しさに目がさめ るはず、、、です。
必要な機材はミキサー。
コーンスープ
とうもろこし 2本
水 300cc
牛乳 150cc~
バター 20g(または生クリーム大さじ1)
塩 小さじ2分の1
まずはとうもろこしの準備から。
生のまま実を外してから、加熱します。丸ごと加熱してから包丁で実を外す場合もありますが、粒にバラしてからの方が短い加熱時間で済むので、香りが残ります。
包丁に自信がある人は桂剥きをするように粒を外すと、作業効率がいいです。また、
桂剥きが上手に出来ないという方はこんな風に立てて切っても大丈夫です。ようは身が外れればいい、ということ。
鍋に分量の水ととうもろこしを入れて火にかけます。沸騰するまでは強火で、沸いたら弱火に落として3分間。
香り成分を揮発させないように蓋をして(これは皿ですが)、蓋の内側についた水分を鍋の内側に落とすようにします。ちなみに市販のジャムは真空の鍋で加熱しますが、これも香り成分の揮発を防ぐための工夫です。
心に余裕があるようなら、分量の水の代わりにさきほど残った芯を10分ほど煮 出したとうもろこしのブイヨンを使うとさらに旨味が増します。
ちなみに精進出汁を作るときにもトウモロコシの芯はいい材料になります。トウモロコシ出汁に赤だし味噌を溶いたみそ汁なんか、おいしいですよ。
時間になったら火を止めます。分量のバターを加えて、熱いうちにミキサーにかけま す。バターの代わりに生クリームを使うこともできますし、どちらも省略することもできますが、是非、バターを使って欲しいところ。
生クリームとバターは同じように使えますが、バターの方が当然、脂肪分が高いので、味の余韻が長く、しかもスッと切れてくれます。白ワインソースを生クリームとバターでつくって比べると味の違いがよくわかります。
こちらはミキサーにあらかじめ分量の牛乳を入れておくと、パッキンが痛みません。
必要なら塩も加えて、ミキシングします。やけどに注意してください。ミキサーを小刻みに動かして吹きこぼれないようにしましょう。ある程度、ミキサーが回れば、連続して動かしても大丈夫。
ざるなどで漉します。裏ごし器を使うとよりなめらかになります。
豆知識ですがこの繊維質を再利用する場合はパンケーキに入れるといいです。
氷水に当てて冷やします。できるだけ早く冷やすが風味を保つコツ。温かいスープで 食べる場合は温め直します。
冷蔵庫に入れておくと少し濃度がつくので、牛乳で濃度を調節しましょう。今回 は50ccほど加えました。夏においしい冷製スープです。
今日の浮身はちょっと変わっています。市販のキャラメルポップコーンです。キャラメルととうもろこしはとても相性がよく、塩バターで風味をつけたキャラメルソースを細く絞ってかけてもおいしいのですが、市販のキャラメルポップコーンでもおいしく出来ます。
キャラメルポップコーンを何粒か載せます。クルトンの代わりですが、食感も面白 く、またコーン同士なのでジョークも利いています。塩味のスープにとうもろこしの 甘み、そこにキャラメルの利いたポップコーンのコンビネーションです。
撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!