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パイナップルの皮の剥き方とおまけ

先日、スーパーに行ったら1個、298円でパイナップルが売られていました。その隣にはカットパインがあって、量が少ない割にこちらは1パック268円。自分で切ったほうがやっぱりお得というわけで、パイナップルの切り方の復習です。

買う前に2点、確認しましょう。

1. 甘い香りがして
2. 触ってみると軟らかい感じがする

ものなら大丈夫。色よりも香りと硬さで見分けます。というのもパイナップルは追熟しないので、買った日が基本的には食べごろだからです。

まずはへたの部分をつかみます。タオルなどを使うと手が痛くなりません。瓶の蓋を 外すようにひねると、

葉っぱの部分がすぐにとれます。

頭とお尻を切り落とします。

半分に切りましょう。

皮と身のあいだににナイフを差し込んで、パイナップルを転がします。包丁は前後に動かすだけ。

こんな感じに皮が剥けます。もう片方もやってみましょう。

さきほどは三徳包丁で切りましたが、ペティナイフのほうが簡単でしょうか。

身は四つに切って、中央の硬い芯を落とします。

きれいに切れました。パイナップルは三日間は冷蔵庫で保存できますが、さらに長く持たせたいという場合には冷凍することもできます。その場合は薄く切っておいたほうが使いやすいようです。

以下はおまけのレシピ。〈パイナップル オリーブオイルの甘酸っぱいソース ローズマリーの香り〉をつくります。オリジナルはフランスの三ツ星シェフ、アラン・パッサールさんの料理です。実はヨーロッパではパイナップルは高級品なので、レストランのデザートに出てくることも多々あります。パッサール氏のレシピでは他にローストしたパイナップルも有名です。

他の材料はりんごとローズマリー。ローズマリーとパイナップルは相性がとてもいいのです。

ソースをつくります。

甘酸っぱいソース
 ライムジュース 35cc
 蜂蜜 35g
 オリーブオイル 70cc

ライムジュースとハチミツをハンドミキサーで攪拌し、そこにオリーブオイルを少しずつ注ぎます。

こんな感じのゼラチンが入っているのでは、というくらいの濃度のあるソースができあがります。このソースは茹でたニンジンやジャガイモとも好相性。元々はカブとオマールエビのサラダ用に考案されたソースですが、今でも様々な皿に活用されています。

皿にソースを敷き、パイナップルを載せます。パイナップルの表面にもソースを少し 塗っておきます。

りんごのスライス(パッサールさんは青りんごを薦めています)を載せ、表面にソー スを薄く塗ります。刻んだローズマリーをふりかけて完成です。デリケートなオリー ブオイルの風味とローズマリーの組み合わせが、パイナップルの味を引き立てていま す。デザートにも前菜にもなる不思議な料理です。

食事の前にパイナップルだけではなくフルーツを食べると、血糖値が上昇するので食べ過ぎを防ぐことができるというメリットが。生ハムにメロンを前菜に食べる習慣は正しい、というわけですね。 それでは。

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樋口直哉(TravelingFoodLab.)
撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!