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ライム風味のバナナ

デザートや朝食に旬のフルーツがあるとうれしいもの。総務省の家計調査によると日本人が一番食べている果物はバナナ、とのこと。(以下、りんご、みかんと続きます)数字上は圧倒的な一位でして、理由としては「年中食べられる」「安価」「手軽」という三点が上げられます。

この「年中食べられる」というのが大きいですね。最近はキウイフルーツの消費が伸びていますが、こちらもニュージーランドからの輸入で年中食べられる=スーパーの棚からなくならないという理由が大きいでしょう。

バナナを使ったデザートを習得しておくと、フルーツがない時期に約立ちます。今日はライム風味のバナナ。

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ライム風味のバナナ(2人前)
バナナ   100g相当(2〜3本 大きいバナナなら1本)
ライム   1個(果汁は半分使用)
グラニュー糖 30g
水     200cc

ライムの皮をおろすので、あったほうがいい道具はマイクロプレインです。おろし金でもできるのですが、マイクロプレインのほうが楽です。

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ライム、香り成分的にはレモンに似ているのですが、やはり独特のビターな印象を残すさわやかさがあります。採れたてのライムはすごくいい香りがするんですが、日本で入手できる輸入ライムは弱くなっているのが残念。数は少ないものの10月くらいから国産ライムも出回るので、一度嗅いでみるといいと思います。(ただ、国産のライムは品種的に香りが弱いという問題もあります)

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水200ccとグラニュー糖を30gを加熱し、砂糖を溶かします。

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沸騰させる必要はないので、溶けたら火を止め、ライムの皮をすりおろします。シロップにつけておくと皮の香りが移りますが、色が悪くなるので、全部はおろさずに少量残しておいてもいいでしょう。

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ライム果汁を半個分、絞り入れます。バナナは糖度は高いのですが、酸味と香りがありません。そこで酸味と香りを組み合わせることで、味の完成度をあげるわけです。ライムだけを使っていますが、ここに相性のよいローズマリーを1枝加えるとさらに複雑な風味になります

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バナナを6mm厚にカットし、ライム風味のシロップに漬け込みます。冷蔵庫で2時間以上冷やすと美味しく食べられます。

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できあがり。シロップと一緒に盛り、スープ仕立てにします。もしも、ライムが残っていれば、仕上げに少量の皮のすりおろしを振りかけると、色を足せます。爽やかな夏向きの皿です。柑橘の酸味は夏にあいますが、旬は冬。輸入フルーツが出回るようになってことで、可能になった料理と言えます。

撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!