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最終回 NZワーホリを振り返って

あっという間に年末になってしまいましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか。10月までNZに居たせいか全く年末感がありません。NZの記事はこれで終わりにしようと思います。全12回と謳っていましたがそこまでいきませんでした。すみません。でも、このコラムは続けていきたいなと思っています。自分の思っていることや感じていることを残していくことがもしかしたら誰かの役に立っているかもしれないと感じたので、これからも自分の言葉で残していきたないと思います。今回は、2023年のほとんどをNZで過ごして感じたことを話していきたいなと思います。

Mt.Taranaki

NZに行きたかった理由を思い出すと、この日本が嫌だったからかもしれません。決まりのない常識といういろんなルールがあって、どこか諦めムードのこの世界がとても嫌だったのかもと思いました。もちろん、NZの壮大な自然をこの目で確かめて写真を撮りたいと思ってはいましたが、それよりもこの日本を出たかったからかもしれません。

Dunedin

違う文化に触れてみて、学びや収穫はたくさんありました。僕にとって初めての海外がNZでした。文化、言語、日常全てが違う世界に入ってみて自分は本当に子供に戻ったような気分でした。日本では全て1人でできると思い込んでいた自分でしたが、1歩壁の外へ出てみたら何もできませんでした。最初は、バスや電車の乗り方そして買い物、銀行口座の開設、全てが自分1人ではできませんでした。うまくいかなくて自暴自棄になった時もありました。でも、そんな時にいろんなNZの人たちが助けてくれてとても暖かかったです。困っている人には手を差し伸べてあげる、そんなことが当たり前のように感じました。

Back Beach

 そんなNZで僕は夢だったロードトリップを計画して実行しました。そこでもたくさん人たちに助けられました。NZの人だけではなく、日本の人たちにも。NZではいろんな方に宿を提供してもらいました。主にfacebookのコミュニティーで写真を撮る代わりに数日間泊めてほしいと投稿したところいろんな方からメッセージをもらい、各街でたくさんの人にお世話になりました。宿だけではなく食事まで用意してくれる人もいて、本当にありがたかったです。
 また、途中でお金がなくなりそうになりましたが自分の写真を日本やNZに向けて販売し資金を募っていました。その時も写真は買えないけどお金振り込むよと声をかけてくださり、予想以上に旅を続けることができました。最終的には本当にお金がなくなってしまい旅を続けられなくなってしまい、NZを1周する夢は叶わず悔しい思いをしましたが、日本ではできないことをたくさん経験してきました。日本に帰ってきて3ヶ月経った今、あれはすごくいい経験だったと思えるようになりました。

NZの最北端
1番のお気に入りスポット


お金がなくなり、銀行口座に7ドルしかなかった時は本当にこの先どうなってしまうのだろうかと悩みました。それでも、人間って簡単に死ななくて、この世界はなんとかなるようにできているんだなと実感しました。不安な時、いつも「なんとかなるから大丈夫」と声をかけてくれる人がいて、自分はいつも半信半疑だったけど、身をもって実感して本当に大丈夫なんだって思えるようになりました。それが1番の収穫だったかもしれません。

Mt.cook に行く途中の道中

そんなNZワーホリは自分の人生で1番濃い1年でした。誰が選んだでもなく自分が選んだ人生でしたが正解だったと思います。日本人は割と海外というとハードルが高いイメージですが、行ってみたら意外と大丈夫だったりするかもしれませんよ。近くに海外にいきたけどと悩んでる人がいたらそっと大丈夫だよと背中を押してあげたいなと思います。また、これを読んでくれた人にも同じことができればなと思ってます。

New Plymouth

今年は自分にとってかけがえのない年でした。来年もいい年になることをみんなにも自分にも願っています。良いお年を🙌🏻



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